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CrazyLegsに捧ぐ
『black mamba』
2011年02月26日(土) 00:01
ってか皆さんごらんになりましたか?NBAのオールスターゲームですよ!いや〜レニークラヴィッツに始まり〜の、リアーナ、よかったっすね〜。更にカニエと来たもんだ!会場にもジェイ&ビヨやDIDDY、お約束のスパイクさんにスティービーワンダーまで!ウエストの勝利に大きく貢献したコービー・ブライアント、ホントに大活躍でしたね〜。通算4度目のMVPも納得でしたわな!

正直言えば、個人的に凄く興味が沸く選手(スパイク・リーじゃないから何故かレイカーズの選手に興味が行かないんだな〜)ではなかったんですが、これまでのタイトルや活躍を考えればNBAの歴代名選手の中でも十分歴史に残るスタープレイヤーである事は間違いなく、しかも今尚 “現役” であるという事で、その伝説も今後更に上乗せされる訳ですからね。

っつ〜事で今回はそのコービー・ブライアント主演のちょっと不思議な…っつ〜か、NIKE製作のショートプロモーションムービー『black mamba』 をご紹介!

っつかこの作品、勿論知ってる方も多いと思いますが、劇場公開作品でもなく、っていうかしっかりとした“映画”なんてもんじゃなく、彼モデルのNIKEの『ズーム・コービー?』のプロモーション“ショートショートムービー”ってな形で公開されているモノです。ただ、これが凄ぶる気合の入り様なんで、思わずココでも紹介したくなっちゃたっつ〜事でございます。こんなカッケ〜ポスターまで作っちゃってるからリキの入れようってのが伺えるでしょ?

まずタイトルの “ブラックマンバ” ですが、ハンパない毒もってる蛇っつ〜事の他にピンと来るっつったらやっぱ 『キル・ビル2』 でしょ?ユマ・サーマン演じるザ・ブライドが、ボスであるビルから与えられていたコードネームがそうだったでしょ?しかもモノホンのブラックマンバも登場してシャ〜とかいってガブりついてたでしょ?ってな事が今回のこの作品に全然関係なくもないんだなコレが!っつ〜のもこのショートショートムービーの監督はロバート・ロドリゲス、そぎゃんです!タラちゃんとマブダチでんがなっ!『フォー・ルームス』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』なんて作品も一緒にやってるでしょ?

なもんで出演者も両者にゆかりの深い人が多い(いや、少ないけど)様な…ね。だってまずダニー・トレホ!ロドリゲス監督作品として最近公開された『マチェーテ』の主役のいかついメキシカンのオッサンですよ。あの作品自体もタラちゃん&ロドちゃんの『グラインドハウス』の中で仮想映画のCMとして存在してた作品の完全スピンオフだったでしょ?

ほんでもって大御所ブルース・ウィルスじゃんよ!『パルプフィクション』じゃんよ…ってか彼は出演時間1分ちょっとぐらいで一体出演料幾らくらいもらったんだろ…。ほんでもって最後のボスキャラなんすけど…リー先生の 『死亡遊戯』 でいうカリーム・アブドゥル=ジャバー的存在としていっちゃん最後に登場すんのがカニエ・ウェストな訳だ!どうですか、わずか6分足らずの中にそれぞれ1分代の出演時間の割にはえれ〜贅沢なキャスティングだと思いませんかい?しかも爆発も派手目のヤツがしっかり存在し〜の!CGもそこはかとなく盛り込み〜のでさ、とにかく一言でいえば、カッコイイんだわさ!

俺は正直マーヴェル系っつ〜か、アメリカンコミック系の映画ってのはあんま好きじゃなかったりするんだけど、この6分弱の作品からはそういったコミック系の雰囲気もプンプン感じられるし、尚且つそれが俺達みたいに日本のマンガに慣れ親しんでる連中が興奮出来る “漫画” チックに、クールかつ大袈裟に描かれてたりするんです。これはひとえに監督であるロバート・ロドリゲスの手腕による結果だと思うし、やっぱり彼は 『スパイキッズ』 なんかよりも 『プラネット・テラー』 みたいな大の大人が大の大人相手に拘りに拘りつつムチャクチャ好き勝手やってる的作品の方がいい味出すな〜と思う訳です。

どうやらこの作品、これで終わるって事でもないらしく、続編も用意されてる模様。NIKEもさ、こんなゴキゲンな事やってくれるってのが嬉しいよね…俺自身、ジョーダンが引退して以来すっかりはアディ&プー&ティンバ派ですけどwww。


『LAW ABIDING CITIZEN(完全なる報復)』
2011年02月22日(火) 00:08
Jungle Brothers…最近とんとごぶさたですけどニュースクールっつ〜か、ネイティヴ・タンを代表する人気グループの一つですわな。実は随分前に俺は彼らのライヴをたった1人で見に行って、マイク・Gとベイビー・バムと握手までしたっちゅう思い出があります。最初にライヴを見たのはキューブだったけど、“初触り”は彼らだったっちゅう訳です。

ほんでもってボクちゃん御用達ギアであるstussyから、なななんとベイビー・バムの来日・イベント開催記念Tシャツが発売されたんですよ〜。
前回のPETE ROCKもそうだけど、元々サーフブランドとしてスタートしたStussyも、HIPHOPは勿論、ここまでストリートカルチャーを“れぺぜん”し続け、今も尚独走状態である事はホンットにスゲエと思うし、だからこそ恐らくジジイになっても俺はチャプトに通い続けると思いますよホントに。Stussy 最高!

っつ〜事で今回は『LAW ABIDING CITIZEN(完全なる報復)』をご紹介!

こうも色んな作品を見てると、なんだか似たような作品ばっか多いな〜とか思ったりもしたくなったりするんですけど、いや〜、この作品に関しては結構な見ごたえと緊張感を感じる事が出来る作品だなと思いましたよ。まず俺みたいなケンミジンコ並の脳みそな人間ってのは『司法制度』っつ〜ヤツをこの作品で知ったってな位でして、まぁアメリカにはなんとも被告に優しい不条理な制度があるもんだな〜と改めて感じましたよ。

話ちょいそれますが、WOWOWで『なぜ君は絶望と闘えたのか』という実際にあった事件を元に製作されたドラマがあったんですけど、日本でも「何故なんだよおお!」ってな判決がくだされる裁判、少なくないでしょ?こんな鬼畜同然の事件の犯人に対し、極刑以外何がある!という裁判でも、そうそう死刑判決が出る事なんてない…何人殺してようが毎日食事と寝床を与えられ、今ものうのうと生きている奴らがいる…極刑に反対する人間や団体は、実際に自分の家族や親族が目を覆いたくなる様な酷い惨殺をされても菩薩の様な心でいられるのだろうか…いつも俺は不思議に思い、もっと正直に言えば胸クソ悪くなる。

話を戻すけど、この作品の主人公も同じく、信じられない裁判結果に対し、ただ唇をかみ締めて悔しがるだけでなく、ならば自分自身での“報復”を誓い、実行に移す…確かに法に触れるやり方はたとえどんな経緯だろうが心情だろうが絶対に許される事じゃない。けれども、心の底から愛している家族を奪われたら、いや、目の前で殺害されたら…正気でいろという方が無理なのかもしれない。

この作品でジェラルド・バトラー演じるクライドは、たっぷりと時間をかけ、完璧なシナリオを練り、それを着実に実行していく…その対象は犯人だけに留まらず、裁判関係者はおろか、『司法制度』自体に喧嘩を売るまでに発展する…しかもその喧嘩がただ闇雲にってんじゃなく、がっつりと “絶対に負けないでフルボッコにしちゃう” という自信…「そこまでする奴ぁいねえよ!」なんて一言で片付ける意味がないのが映画、だからこそオモロい!やわなサイコサスペンスなんかよっかずっと “生身の人間の感情” ってヤツを感じれるからこそ、ありえないであろう話も、なきにしもあらずって気持ちになるんですよ。

恐らく謎とされている “共犯者” に対して、肩透かしをくらったとか、なんじゃそりゃ的な感想を持った人もいるかもしれないが、それはこの作品の “核” じゃないっつ〜か、それを明らかにする事に沿って物語が進んでいく訳じゃない訳だから。

ま、勿論ジェイミー・フォックスが出てるっつ〜事で見に行った作品ではあったが、これはやっぱジェラルド・バトラーの作品だなと思いました。ただ、コメディなんかもこなしてたあのジェイミー・フォックスが最近じゃ歌も歌うわ演技派チックな役もこなすわセコンドとして主役引き立てるわでまぁ…随分と飛躍されましたわな〜と思う今日この頃でございまやすよホント。

それから、レジーナ・ホール、やっぱ好きやね〜メタメタ!!


『THE A-TEAM(特攻野郎Aチーム THE MOVIE
2011年02月18日(金) 00:11
ってか未だ健在ちゅう感じですわな〜リル・キム!

ま、一般的にCDショップに並ぶというリリース形態じゃなく、しかも内容は“MIX TAPE” という変則的な作品とはいえ、約1日で10万枚以上も売れたってんだから!マイク5本取ったあの頃は何処へ…なんて思ってたファンも、彼女の復活がどんだけ待ち遠しかった事かってのを物語ってる数字ですわな。

んでこのジャケ、どうよ?ま〜ICE-Tの『コップキラー』とまでは言わないにしても、なんとも過激なアートワークだこと。しかもさ、当然彼女の前に転がってる“ピンク頭の生首”ってのはひっそりと盛り上がってた(笑)ビーフのお相手であるニッキーっちゅう事は明確。もちろん中身でも彼女を強烈にDISってる様で、いよいよクイーン・ビーも活発になってきやしたよ〜!

っつ〜事で今回ご紹介する作品は『THE A-TEAM(特攻野郎Aチーム THE MOVIE)』でござんす!


のっけからハンニバルを中心に女たらしの二枚目『フェイス』、メカ&怪力担当の『B.A』、サイコな凄腕パイロット『マードック』といった面子をトント〜ンと集結させ、改めて結成される“Aチーム”。と思ったらいきなし8年後に飛び、今度はニセ札製作を企てるゲリラから見事に原版を取り返すことに成功したカレラだったが…

ガキの頃、とにかく俺が“憧れ”と“尊敬”の眼差しで、その一挙手一投足に釘付けになってたのは言うまでも無くリー先生とジャッキーさんなんだけど、月曜、水曜、土曜、日曜といった当時ONAIRされていた洋画劇場番組でも、そんなに頻繁に両師匠の勇姿を拝める機会があった訳でもなく、そんな中、毎週の様に両巨頭と違った楽しみであるにも関わらず完全に “冷笑” 系の対象として見ていたのが何を隠そうこの 『特攻野郎Aチーム』 と 『冒険野郎マクガイバー』 だった訳っす。

いやいや、決してバカにしてんじゃなく、ガキはガキなりにTVドラマとしてのクオリティや、当時の“セーフとアウトのギリギリライン”ってもんをなんとなく感じてた中で、そのギリギリ感を楽しんでたっつ〜かwww。ま、要するに凄く色んな意味で思い入れのある作品だっただけに、今回の映画化ってのは凄く楽しみ…

じゃなかったんだな〜これが全然…。

つまり、結局は映画館でこの作品を見ること無く、しかも自分でレンタルした訳でもなく人から借りたっつ〜ど〜でもいい感じの作品だったっつ〜事です。これは決してキャストがどうだとか、オリジナルと比較してどうだとか、そんなんじゃなく、ただ単にその後のアクション映画・TVはどんどんレベルが上がっていき、あの頃はそれでよかったレベルの“名作”も、この時代にあえてリメイクする必要や需要はどうなんよ?と俺なりに幾つも疑問符がボコボコ飛び出してた訳。

んでどうだったか…結論から言えば十分オモロかったんですわコレが!ってか、当然の様にありえない系のハチャメチャなアクションが連発される訳だけど、当時を知ってるからこそそれはそれはグレードアップしてる感満載なんだわさ!だって凄く大袈裟に言えば、昔なんて大爆発が見せ場てな感じのレベルだった訳だから。それをベースに考えれるからこそ、そりゃ〜パワーアップ感バリバリな訳だ!

確かにミスターTの後釜がクイントン“ランペイジ”ジャクソンってのは、オリジナルうんぬん抜きにしても世間に対するアプローチとしては弱かったと思う…よっぽど格闘技が好きな連中でなきゃ、「だれあの“黒人”?」とか「ミスターTの代わりがコレかよ」といった残念な意見も多かったであろう。実際、このDVDを貸してくれた友人や、その他身の回りの感想などが耳に入ってきていたけど、その殆どがいわゆる“酷評”だったんすよ、しかもメタメタな。俺が思うに、この作品を酷った人達って、アクション映画と言えどもそれなりの “リアリティ” や “サスペンス性” といった部分を、“最低でもこうでなきゃ” 的なお約束としてイメージを造り上げてるんだと思う。必然的にそれに大きく反する作品に対しては冷ややかな感想になっちまうんじゃないかな…。ちゃうちゃう、こういった作品はある意味はなっから “トンデモ系” として「どうかしてるぜええええ〜」って叫びながら見る位が一番楽しめるんだよ。型や枠にハメるのが一番この手の作品の長所を消してしまう結果になるんだわさ。いいじゃんよ、笑っちゃうくらいのハチャメチャさがあったって!

ちなみにこのプレッシャーあるであろう役を引き継いだランペイジ・ジャクソンですが、総合格闘技のTOP団体とも言えるUFCを主戦場に活躍する現役格闘家でして、日本でのデビューは今は無き大会『PRIDE』で、相手はあの桜庭和志選手だった訳です。

当時は“ホームレス格闘家”なんつ〜肩書きをしょってましたが、後に本人から「んなこたねえよ!」とアングルであったという発言もりやした。しかし…桜庭、よう勝ったよな…。

んなこたいいとして、一応、時事ネタ的な事もサラっと含んだりしてようが、のっけからラストまで、ガッチャガチャのドンパチでいいじゃんよ。ストーリーもへったくれもなくっていいじゃんよ。俺なんかやっぱあのテーマソング聴くだけでウキウキウェイクミーアップだもんよ!だからといってトム・クルーズの『ミッションインポッシブル』のテーマを聴いてウキウキウェイクミーアップしてくる高揚感とは全然異色な訳だからさ!とりあえず俺はオモロく見れましたわ。

ってかさ、ぶっちゃけオビワン・ケニビの師匠だったあの人も、エビって呼ばれてるエイリアンになっちゃたあの人も、ジェシカ・ビールとキスしやがったあのクソ野郎も、オクタゴンからスクリーンにやってきたあの人だって、皆楽しそうだったじゃんwww。

つまんね〜な〜って時に、コーラとポップコーン片手にアメリカンコミック読んでたら、否応無しにハイな気分にさせられたぜえ〜!…んな感じの映画って事でいいじゃん!

それとさ、最後に一言だけ、高らかに言わせてくれ…
ジェシカ・ビール!萌えええええええええええええええええ〜!


『JEAN-MICHEL BASQUIAT: THE RADIANT CHILD(バスキアのすべて)』
2011年02月14日(月) 00:33
いやいや、やっとコメント認証のクソめんどくせ〜アルファベットをおっ外す事に成功しやした…ってか、んな事よりもよぉ、これにゃ驚かされましたわな!
このジャケ見て名前の表記が無かったとしたら、どんだけの人があの“ジェニファー・アニストン”…んじゃなかった“ジェニファー・ハドソン”だとクイズダービーのはらたいら並の自信で答える事が出来ましょうか!いやはや、ハリウッドセレブ達のウルトラダイエットもコレまで色んな激戦が繰り広げられて参りましたが、応仁の乱レベルの戦果を挙げたといえませんかコレ?いやホンットにコレはアッパレですわ!よくがんばったで賞を与えたい!と同時に逆に仕事減ったりしてwww。

っつ〜事で驚きを隠せないまま突入しますが、今回の作品は『JEAN-MICHEL BASQUIAT: THE RADIANT CHILD(バスキアのすべて)』でござんす!

バスキアに関してはこれまでも数本、伝記やドキュメンタリーの映画が存在している事や、個人的にも彼に対する思い入れが強い事もあり、彼の人生に関しては少なくとも把握しているつもりだから、今回の様な作品に求める部分はもう既に他界した彼の“素顔”をどれだけ見れるかって部分になってきますよね。そういった点では凄く興味深い作品だった訳ですが…

正直“映画”としては物足りなさを感じました。

物凄くぶっちゃけますけど、彼自身の正確や表現法なんかもそうですが、インタビューってのはよっぽどグイグイ来ない限り…映画館ではマジで眠くなっちゃうんですよね。

実際に彼が “描いている” 姿や、絵から離れた部分、例えばギャロもメンバーにいたっちゅうバンド活動であったり、そういった部分を垣間見れるなんつ〜のは貴重だと思うし、そんなレアな生前の映像ってのはやっぱり実際に彼の身近にいたからこそ残す事が出来た女性監督タムラ・デイヴィスだからこそなんだろうけど…やっぱり俺らが知ってるっていうか、俺らがイメージ出来る “以上” の部分には届いていなかったっていうか。一つは25歳の彼が人間として前へ前へ出るタイプ(野心とかじゃない部分ね)じゃないし、話術に優れてるわけでもないってのも影響してんのかもしれないけど、25歳という若さですからね、そこら辺ドキュメンタリーに求めるのも酷かなと思うけど。『バスキアのすべて』って邦題は、少し過剰だったかなと…。

すごく勝手な言い方をすれば、90分に満たないこの作品でも、他の役者が演じた作品であっても、ホントのところのバスキアって人物像はなんか全然見えてこない気がするんです。そりゃ確かに十分彼の生い立ちや軌跡ってのは見たり読んだりしてきた。それなりのエピソードってもんも誰でも知る手段が山ほどある…けれどもこうも静かにこうも超音速で突っ走ってった彼のホントの部分ってのは、映像としての表現では表しきれない気がしてならないんです。

決してわかった様な口をきいてるんじゃないんだけど、止まってるけど早かったり、スゲエ早いから回りが止まって見えたり…穏やかだったり怒ってたり、抑えてたり吐き出したり、人間の持つ感情ってヤツを誰よりも強烈に備えているにも関わらず、そいつを見せる術を知らなかった…いや、唯一のリングがそこらじゅうに溢れてる “キャンバス” であり、相手を選ばず描きなぐりまくった人生…壮絶でしょ?だけど彼自身が身に纏ってたオーラって、けっしてそんな種類のモノじゃなかったでしょ?

バスキアって名前だけで「スゲエ!」とか「カッコイイ!」ってんじゃなく、彼の描いてきた作品を見れば色んな感情が押し寄せてくると思う。それは決してCOOLだの、POPだのといったポジティヴな賛辞ではなく、むしろあらゆる“負”のオーラが充満してる様な気がする。けれども決してそこに『絶望』という二文字は見えない…だからこそ、彼の作品にはどこかに遊び心が感じられ、強い意思表示と事故の才能を信じて疑わない “自信” に満ち溢れているから。

けれども天才は繊細…地位と名声、オマケに金まで手に入れても、自分自身をコントロールする術を知らなかったんですね。それまでもずっと味わい続けてきた差別に加え、今までに味わった事のないプレッシャーもあって、ホントに押しつぶされそうになったんだと思う。この作品に出演してた人達は、ホントに彼にとって友人・親友だったんだろうか…そんな気持ちにさえなりました。

でも…彼が自らに施してきた “王冠” は、この先永遠に輝きを増していくに違いない。


『Grand Canyon(わが街)』
2011年02月10日(木) 00:19
俺はこの歳(現在38歳)になった今でも“アニメ”を良く見る。
といっても毎週欠かさずTVを録画…なんて番組まではないが、クオリティが高いジャパニメーションは決して子供だけの道楽じゃない気がする。その中でもどこかしらにHIPHOPの影響を受けているであろうアプローチを感じられる作品もここんとこ多く製作されてる気がする。その中の一つが『サムライチャンプルー』。この作品にトラックを提供していたDJ・トラックメイカーのヌジャベス氏が交通事故で亡くなってもうすぐ1年が経とうとしてる。

今年は彼の追悼イベントがアメリカでも行われるらしい。36歳という若さで亡くなった彼に対するRESPECTは海外からも大きなムーヴとなってるんだなと改めて痛感…去年リリースされたトリビュート・アルバム『Modal Soul Classics II Dedicated to nujabes』は残念ながらまだ未聴だけど、『Metaphorical Music』と『Modal Soul』といった彼が残したアルバム同様、是非聴いて欲しい1枚です。Nujabes R.I.P

今回ご紹介する作品は 『Grand Canyon(わが街)』 です。

LAに住む弁護士のマックはある日車が故障し、アフロアメリカン居住区に迷い込んでしまう。当然絡まれる結果になるが、地元のサイモンという男に助けられる。ひょんな事から知り合った2人…人生に疲れ、老いを気にしていたマックに、サイモンはパワースポットでもあるグランドキャニオンに行く事を進めるが…

ココまではほんの序章でして、ホントのストーリーはそれぞれの苦悩に頭を抱える様々な大人達が交差しあうヒューマンドラマになってます。個人的には、うん、好きな作品と言えますね。

ま、感想からのべちゃえば、欲を言うとラストはもちょっと盛り上げて欲しかったかな〜とも思いますが、この作品はあえてそういった部分に期待する様な趣旨じゃないのかなとも十分思える訳です。ってかさ、それ以前にこのキャストって一歩間違えば完全に “コメディ” の顔ぶれじゃね?ってな感じでしょ?この面子でマジメな作品撮ったって部分でキャスティングもいかしてるな〜と思いますよホント。

個人的には細かな描写もリアルだったなと思う。やっぱさ、いざという時ってホンットにその立場になってみないと解らないし、俺ら日本人じゃなかなか実際に味わう事が出来ない恐怖ってのに直面したら “失禁” も笑い事じゃないんじゃないかな。それに、車の故障すら場所考えないと…みたいな状況なんて俺らには無いでしょ?ただ、果たしてアフロアメリカン居住区にどっかの“白人”が迷い込んできて、アフロアメリカンは助けてあげるのだろうか…とか、色んな状況を “映画的” ではない視点でも考えてみたり…なんだかんだでこの作品のテーマの一つには当然 “人種” ってのも含まれてる訳ですからね。

しかし…あえて『わが街』って邦題をつけるよりも、まんま『Grand Canyon』の方が向いてた様な気がするんだけどな。確かに作品のベースにもなってる “地元愛” ってのを感じたり見直したり再確認って意味でも重要なのはわかるけど、『Grand Canyon』 って方がよっぽどそういった部分に目を向けなおす事が出来るんじゃないかな〜とも思ったりもするんだけど…邦題ってむずかしいよねホント。けど大よそにして失敗してる様なきがしてならないんだわさ。

世界の中心で愛を叫ぶ…じゃないけどさ、ホントに大自然の奇跡っつ〜か、人間が“造り上げた物”じゃない“自然の産物”ってのは、目に見えない力じゃないけど、圧倒的なオーラ・パワーみたいなものを感じることが出来るのかもしれないっすね。それこそグランドキャニオンなんか目の前にしちまえば、確かに自分自身、そして経験してきたことや挫折、苦悩なんかもなんだかショボく感じたりして大笑いしたくなったりするんだと思う。

俺にとってはそれが大自然…じゃなく、大都会NYだったんだけどね。


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