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CrazyLegsに捧ぐ
『Beverly Hills Cop』
2010年08月31日(火) 00:05
久しぶりにオバカなニュースだぜ。
ティンバランド…いわずと知れたヒットメーカーですが、彼がハンパない額の時計を盗難にあって、あまりのショックで行方不明になり、しまいにゃ親族が自殺したんでね〜のっつ〜事で警察に通報し、ヘリは出動するわの大騒ぎになったらしい。

しかし、当の本人はカリフォルニア州にいたらしく、えれ〜騒動になってる事に驚いた様で、速攻ラジオ出演し、「盗まれたのは時計でね〜し、そりゃまた買えばいいっつ〜だけの話でなんで自殺せにゃならんのかい!このわてん坊将軍があああ!」と言ったとか言わなかったとか、言ってないでしょうけど間違いなく!でもホンットにスターっつ〜のはおちおち気分転換のドライブにも行けんのかいっ!っとなんだか気の毒にも思えるニュースでやんした!

はい、っつ〜事で今回はビバリーヒルズ最終回!記念すべき第一作目として世界的HITとなった『Beverly Hills Cop』をご紹介!

デトロイト市警の刑事アクセルは、行き過ぎやり過ぎの空回りが目立つ熱血デカ。ある日ビバリーヒルズの画廊で働いている幼馴染にマイキーがやってくるが、彼は工学の債権を持っていた。どうやらそれは盗品のようであったが、その夜マイキーが何者かによって殺されてしまう事件が起こる。アクセルはこの事件解決のために休暇を取り、単身ビバリーヒルズに乗り込むが…

テレレレレッテテレレレ!ジャジャッ!テレレレレ!テレレ!テレレ!♪…って文字じゃ伝わらんわいっ!ビバリーヒルズコップっつったらグレン・フライが歌う『ヒート・イズ・オン』でしょ!80年代の初頭っつったらホンットに今みたいにDVDなんか無かったし、レンタルビデオショップなんかも居間みたいな乱立じゃなかった…だからこそ皆がよく映画館に足を運んだ時代であったし、記憶に残る映画が数多く作られた時代でもあった。

俺が思うに、こういった割とお約束チックな作品ってそんなに珍しくもなかった…んじゃ何故この作品が日本でもあんだけHIT飛ばしまくったのか?要はね、これは決して差別的な意見でもなんでもなく、主役のエディ・マーフィーが “アフロアメリカン” であった事は大きな要因だと思う。というのもそれまで日本で知名度があって活躍してたアフロアメリカンで、尚且つコメディ畑の俳優って…いなかったでしょ?そこに彼が現れた…なんだかスタイリッシュかつトラッシュなトークで笑わせてくれる “黒人” が出てきた!みたいな感じで映画ファンの注目が集まったんじゃないかなと思う。確かにこの作品は彼のデビュー作でもなく、 『48時間』 も 『大逆転』 もそれなりに彼を語る上ではずせない作品である事は間違いない。ただ…そのどちらも “2トップ” だったでしょ?彼の魅力を最大限に大爆発させる事が出来るっつったらやっぱピンでしょ?

でもさ、仮にもし、当初の予定の中で本当に存在した様に、アクセルの役をスタローンが演じていたなら、彼の日本での知名度からしてHITはしただろうが、3作も続く人気シリーズとまではいかなかったと思うし、スタローンでもない他の白人俳優が演じていたならHITもしなかったんじゃないかなとマジ思う。それ位エディ・マーフィーはこの作品だったからこそ日本にセンセーショナルにブームを起こせたんだと思う。イーストウッドの『ダーティーハリー』もシリーズになる程の人気があったけど、それまでのアフロアメリカン俳優の刑事者っつったら日本で公開された認知作品としちゃポワチエの『夜の代走査線』位っしょ?そういった部分でもエディ・マーフィーが後進に示した功績ってのはホントに大きいとお世辞抜きで思いますけどね。

それから、この作品の監督であるマーティン・ブレストなんすけど、この作品の後にはデ・ニーロの『ミッドナイト・ラン』、ほんでもってアル・パチーノの『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』、ブラッド・ピットの『ジョー・ブラックをよろしく』なんつ〜小粋なヒット作を撮ってるんですね〜。

ちなみに、俺自身中学生の時にこの作品を見に行きましたが、同じ時期に公開された作品で言えばコメディだったら 『ポリスアカデミー』 の方がはるかにオモロだったし、アクションで言えば『マッドマックス』 や 『香港国際警察』 に断然軍配が上がる訳で、この作品がメタメタオモロであったという記憶は特にありませんね。それにもちろん例外もあるんだけど…「この邪道野郎!」と言われようが、俺的には特にこのエディ・マーフィーの作品ってのは、映画館で字幕を見るよりも、TVの洋画劇場かなんかで日本語吹き替えを見た方が笑えるな〜。

でもやっぱアレだね、『ヒート・イズ・オン』もいいけどさ…テーッ!テーッ!テーッテテーテッテッ!テーッ!テーッ!テーッテテーテッテッ!テッテッテッテッテーテテッテッテー!…なんやわからんのかい!H・フォルターマイヤーの『アクセルF』やないかいっ!ピンときなさいよピンと!しまいにゃキャプテンEO見るためだけにディズニーランドに乗り込むわよっ!

なにわともあれ、『4』 が後悔…いや、公開される日を期待しつつ、ホンットにその他の彼の代表作に関して全然ココで触れてね〜な〜といった罪悪感を2mm位感じながら、ビバヒル特集これにて終了!


『Beverly Hills Cop?』
2010年08月29日(日) 00:05
ジャネット・ジャクソン…少し前は太ったり痩せたりで日本のワイドショーでも “本業の話題以外” で取り上げられることが多かった彼女。一時はニューアルバムの製作も進んでるみたいな情報も飛び交っていたものの、結局はとりあえずチャラになったっらしいっすね…残念。

でもそのかわりといっちゃなんですが、どうやら彼女のNo.1ソングばかりを集めたベスト盤がリリースされるそうです!ってかさ、結局ジャーメイン・デュプリと別れちゃたみたいな彼女、なんだか今はカタールだかどっかの10歳年下の大富豪と付き合ってるとかいないとか…知り合ったキッカケがプライベートライブでのパフォーマンスっつ〜からよ、どんだけ金持ちなんだっつ〜んだよ!こんちきしょ〜がっ!

はい!そんなセレブリティな人達の話はこれくらいにしといて、『ビバリーヒルズコップシリーズ』 の2回目…当然のごとく今回は『Beverly Hills Cop?』をご紹介!

製作、ジェリーブラッカイマー!この名前を聞くだけで、なんとなく湧き上がってくる安堵感…映画ファン、しかも娯楽大作ファンなら誰もが抱くであろう感情だと思います。もう彼が製作してきた作品で日本でも大HITを記録したのってどんだけ〜ってな位のてんこもりでしょ?んでもって前作同様、2作目もこのジェリー・ブラッカイマー雷ピカピカですわ!当然、パワーアップしとりますわ!はるかに楽しめましたわ!ブリジットニールセンはハンパなくSEXYでしたわ!

考えてみれば3作目のズッコケぶりは、ジェリー・ブラッカイマー雷ピカピカじゃなくなったからってのは影響大きいわ。とにかく彼の作品はなんだかんだで “大作” でしょ?(ま、全部が全部とは言わねぇけど)。上映館数はもちろん、プロモーションなんかもハンパないっしょ?(ま、全部が全部とは言わねぇけど2)。そんな感じで煽りも上手いし、実際娯楽作品としてホントに楽しめるものが多い(ま、全部が全部とは言わねぇけど3)…んで結果3作目は彼ハズれて、結果もアレですよ、興収も1億ドルちょっとですよ…ねぇ。

かといってだぜ、この作品が “メタメタ印象に残る” レベルのもんかっつったらそうでもねえよ。思うに、前回は “刑事” っちゅう職業の男があんだけハチャメチャな事やっちゃう部分に、固定観念みたいなもんをブチ壊されたトコに痛快さを感じたり、彼の独特なセリフの言い回し(俗に言うマシンガントークってヤツですか)が、“なんとなく面白い” と感じたファンが多かったりした部分が、“更に!” って事だけで、作品としてストーリーやキャラのクオリティ、ドキドキ度なんてもんは特別賛辞を送るレベルでもないと思う。

ただ、そんな部分を期待したり気にしたりしてこの作品を見るファンなんかあんまいないだろうし、そんな感じで見ても損するだけ…要は「さて、今回は前回に比べてどんだけトバしてくれんだよ!」的な軽いノリで見ればとっても楽しめる作品になってたと思うんです。まず何といってもアクセルを演じたエディ・マーフィーは、完全に前作に比べてもハジけてた…というかカッコつけずにいてくれたっつ〜かさ、シモネタ度もUPしてるしさ!要はさ、やっぱカッコよく銃をぶっ放したり、激しいカーチェイスってのもわかるけど、そこに主役でエディ・マーフィーがいる以上、笑わせてナンボって部分が大きいっしょ!そこいくと1作目よっか確実にその部分は上行ってるって!意見が別れようがなんだろうが、俺個人としては1作目よりも断然こっちの方がいい!絶対いい!

それにさ、彼だけじゃなくってローズウッドがなんともいい味だしてるじゃんよ!オバカぶりに拍車がかかってきてるじゃんよ!脇が光ると主役も更に光ってさ、主役が光ると作品自体が光ってくるじゃんよ!デトロイト・ライオンズのスタジャン欲しくなるじゃんよ!何故いきなりフェラーリに乗れんの?とか疑問抱くじゃんよ!それがまた映画じゃんよおおおおお!

前作も2億ドルを超えるヒットだったんだけど、続編のHITは難しいと言うジンクスもなんのその!更にそれを上回る3億ドル近い結果を出したこの作品。なんだかんだ言っても彼の “全盛期” だったと思うし、このシリーズはどうしても彼のキャリアにつきまとうであろう代表作なんだなとしみじみ思いますよアタイわ…。


『Beverly Hills Cop III』
2010年08月27日(金) 00:05
フェイス・エヴァンス…故ノトーリアス・B.I.Gの “元よめご” な彼女。シンガーとしても個人的には大好きなんですが、意外と彼女、逮捕暦が多かったりしますよね〜。

マリファナ&コカイン所持、こないだは飲酒運転、その他にも税金の未払いと、私生活では結構なワルぶりを発揮しとりますですハイ!
そんな彼女も10月にはニューアルバム『Something About Faith』の発売も近づいてます。このアルバム、なにやらえらく客演陣がビッグネームばかりで非常に期待大なんですよね〜。折角いいR&Bシンガーなだけに、プライベートの方ももちょっとシルキーにいってもらいたいもんです!

っつ〜事で、今回から3回にわたって、これまで以外にもココで紹介してなかったエディ・マーフィーの人気シリーズ 『ビバリーヒルズコップシリーズ』 をご紹介していこうと思ってます…が!こんだけの数紹介してきて未だにノータッチだったって事は…はい、その程度の評価だっつ〜事です。んでもって俺的に、逆から行きましょう!『Beverly Hills Cop III』
盗難事件の犯人を追っていたアクセルは、ある晩、仲間と共に連中のアジトへ乗り込む。丸腰であろう相手に対し、余裕のアクセルだったが、別の一味が彼らを狙い、アクセル達と鉢合わせ。銃撃戦の中、上司であるトッドは殉職…犯人も逃してしまう。復習に燃えるアクセルは単独で捜査を開始…唯一の手がかりであるテーマパークに乗り込むが…

ファンにとっては随分と“待たされたであろう”続編、いわゆる『ビバリーヒルズコップ4』の製作も決定し、既に簡単なストーリーも発表されてますわな…ただ、ふっては沸いて、沸いては消えてみたいな感じなんですけどね毎回www。

ま、恐らく、いや、間違いなく公開されたら俺も見に行くでしょうけど、正直 “待たされた” という感覚も “待ちに待った” という喜び…全然ないっす!んじゃなかったらとっくにココでもノリノリで3作品を紹介しちゃってる筈…日本では大HITしたこのシリーズをココで紹介するのが始めてっていうおざなり具合もまたスゲエな〜と思ってますwww。

んで本作、ご存知2010年8月27日現在でもっとも新しい3作目ですが…皆さんこの作品を「いや〜最高だったよ!」って思えます?そりゃ確かに無名の俳優がビデオムービー的な感じでやってる分にはそこそこ満足できるかもしれませんが、あのエディ・マーフィーで、あの人気シリーズですよ?…これはハッキシ言いますけど俺、劇場でマジズッコケましたもん。

ま、もちろんこの後も2作目、1作目と逆順で紹介していこうと思いますけど、俺的にたいしたこと無かった1作目を、2作目にしてちょいと盛り上げてくれた…当然この勢いで3作目はもっとと思いきや、1作目よりも色んな面でスケールダウンしちゃったと言いますか…。

例えば『バッドボーイズ』なんかストーリーうんぬん抜きにしてもそれなりの派手さ、といいますか、大作的なド派手さはあったでしょ?スーパーカーを惜しげもなくぶっ壊す勢いがあったじゃないっすか。いや確かにこの作品でも冒頭からガンアクション&カーチェイスでお客のハートを鷲摑み!と思ったんでしょうが、なんか…ねぇ。正直全然パッとしないんですよね〜。

俺が思うに、一番の原因は、この作品で言うエディ・マーフィーの一番の魅力というか武器である“笑い”が極端に減っている事。だってさ、エディ・マーフィーって “コメディアン” じゃん!笑わせる
事からこの世界に入ってきた人じゃん!ってか皆そう思ってるし、皆そこ期待してるじゃん!ところがさ、いきなり上司が悪党に殺されるというブルーな雰囲気になり〜の、その後もじんわりとストーリーが続くっていうか、遊園地の観覧車のアクションも一つの見所なんだろうけど、緊張感もなんも感じなかったしな〜。ビバリーヒルズって土地柄も作品のからーに色濃く反映してたと思ってたけど、これなんか何処でもよかったみたいな感じもしたし…とにかく映画全体的にエディ・マーフィーの魅力を引き出させる為のプロップやギミックが殆ど感じられず、“アクセル刑事であるが故の…” みたいな部分が皆無だった様に思えるんですね〜。
痛烈な事ばっか言ってますけど、単純に・すんなりと・何気なく見る分では決してクソ退屈な作品じゃないにしろ、このタイトルでこの主役となると否が応でもヴィデオムービーレベルを最初から創造なんてしないっしょ?だから尚更 “どこにでもありそな” 展開やアクションが、バイバイゲームで眠く感じちゃったという印象なんですわ。

俺ね、正直ポスター見ただけでかなり期待してたんすよね〜、カッコイイでしょ?んで結果それだけだったもんな〜。あとこの作品で印象に残ってるっつったらさ、別にジョージ・ルーカスが出てるとかんなことよっか、“皆殺しマシンガン”をぶっ放す時、それに搭載されてるCDプレーヤーからEAZY-Eの 『LUV 4 DEM GANGSTA'Z』 が流れて来た時クスリッとした位だもんよ。

当時「これじゃ4はねぇんでね〜の?」とか嘆いてたんですが、やっぱやるみたいっすね。ま、個人的に言えば折角久しぶりに高評価を得た『ドリームガールズ』の大マジ路線を延ばすってのも、彼位の年齢・キャリアを考えれば間違いで無い選択だとも思う反面、一番息が長くやれるのもコメディなんじゃないかなとも思うし、やっぱアンタは改めて人を笑わす事ジックリ考えたがいいんでないかい?なんて事考えたり。ま、どっちにしろ俺が一番願うのは、ど〜せ久しぶりにやるんなら、「これが俺の当たり役!」という意気込みで、これまでの作品全ての面でのパワーアップを見せて欲しい所!

なんだかんだで観に行っちゃうわけだからwww。


『The Cannonball Run,』&『The Cannonball Run,?』
2010年08月24日(火) 00:56
ロナルド・アイズレー…大好きなんですけどね〜、俺。アイズレーブラザーズとしてもソロとしても…けどひとたびステージおりたらま〜ヤクザでしょwww。だって脱税だけじゃないじゃないっすか、きな臭い話が多い多いwww。

そんな彼が2007年からの服役を今年で終え、復活をかけての新作 『Mr. I』 がいよいよ発売が間近になってきた様です!ま、彼の魅力といえばなんたってそのメロウな歌声で奏でるバラードなんすけど、今回はなななんとフージーズのローリンも参加してるらしいっすね〜。彼女も随分と久方ぶりぶりにシーンに帰ってきた感があったんですが、一体どんなアルバムに仕上がってんだか…後は余計なトラブルがあって発売延期とかになんなきゃいいんすけどね。

さて、今回はず〜っと前からど〜しよ〜かな〜と思ったりし〜の、だけどココで紹介するのもアレかな〜等と長い間考え〜の、でもやっぱココで紹介して〜な〜って事になり〜ので、2作品いっぺんにいっちゃいますです 『The Cannonball Run,』&『The Cannonball Run,?』

2作品いっぺんに紹介するのは、当然この作品はブラックムービーとは呼べないし、あくまでココで紹介するのはサミー・デイヴィス・Jrが出演しているからという部分のみ。そして、続編である?にも同じように彼が再び登場しているので、あくまでこのキャンボールに出演したサミー・デイヴィス・Jrにスポットを当てたいが為に紹介しちゃったっつ〜事です。

それにこの作品、これだけのオールスターキャストを集めつつ、本国での成果はイマイチらしく、レビューなんかを見ても評価はイマチイ…ジャッキーさんの作品なんかでもおなじみだった香港のゴールデンハーベスト社と20世紀FOXの共同制作という事で、純粋なハリウッド作品とも呼べず、又、当時はアメリカでは全くの無名だったジャッキーさんを起用する事も興行的なメリットには全く繋がらなかったっちゅう事でしょうか?監督のハル・ニーダムはこの作品にも主役級の扱いで出演してるバート・レイノルズの当たり作品『トランザム7000』の監督…カーアクションには定評があったのだろうに、カーアクションシーンがイマイチだったりして(アジアでの上映時、エンドクレジットでジャッキーさんの方が上に名前があった事に対してバートレイノルズがクレームだしたらしい…ちっちぇえな〜ヒゲ野郎!) 

話がそれてるけど、それでも俺!この作品、というかこのシリーズ大大大好きですね〜!

まずこのレース、2人1組でアメリカ大陸を交通ルール全く無視で、自慢のマシンで突っ走るんだけど、サミー・デイヴィス・Jrがディーン・マーティンと組んで真っ赤なフェラーリぶっ飛ばすってだけでも色んな思いがこみ上げて来や〜しませんか!そう!シナトラ一家ですよ2人共!しかもその親分シナトラもちょちょいのちょい役で出てるとくりゃ、思わずおひねりあげたくなりゃ〜しませんか!いや、正直俺はシナトラの曲等聴いたことも無いし買った事もないっすよ!けどね、このシナトラってキングは色んな意味で本当のキングなんですわ。

サミー・デイヴィス・Jrは生粋のアフロアメリカンじゃなく、母親はプエルトリコ系ユダヤ人なんです。彼が活躍していた時代は当然のごとくまだまだ人種差別が酷く、公民権運動等も盛んだった頃ですよ。そんな時代に彼の才能に惚れ込み、周囲の反対を押し切って自分のホテルに専属の演者としてショーを頼み、ファミリーとして迎え入れた彼の器量はハンパないと思う。
やはり自らショウビズ界の王として君臨していただけに、幼い頃から音楽やダンスのレッスンを受け、巡業や軍隊でその技を磨いてきた “たたき上げ” の彼にモノホンの匂いを感じたのだろうと思う。

この作品でもそのコミカルな佇まいや演技はやっぱ俺的には他を圧倒してたというか、世界でもっとも尊敬する俳優であるジャッキーさんよりむしろ “もっと出てくれ、もっと見たい” と思える人物だった。というのも当時はまだ今ほど物があふれていなかったじゃん、DVDもCDもなかった…かといってジャッキーさんの様にTVの洋画劇場などで割かし頻繁にその姿が見れる訳でもなかったあのサミー・デイヴィス・Jrが、牧師になったり、ポリスメンになったり、女装して歌ったりと大活躍してくれるこの作品は、やっぱ俺にとっては忘れられない1本な訳ですよ!

それにこの作品、とあるブラックスプロイテーションムービーの専門サイト(英文)にて、ポスターアートの紹介コーナーがあるんですが、なぜかこの作品のポスターが紹介されてんすよ。俺の勝手な解釈としてやっぱそれだけサミー・デイヴィス・Jrが出演している事が大きいんじゃないかという事と、この手のなんでもあり系のハチャメチャカーアクションはアフロアメリカンを始めとする “映画通” の魂を激しく揺さぶるからなんじゃないかなと思ってるんです。

ただでさえ “黒人” としての差別を受ける対象でありながら、尚且つ当時はまだ様々な意味での差別対象とされていたユダヤ系の血も混ざっている彼…、交通事故での左目失明といったハンデも持ちつつ、ご陽気なキャラとあの笑顔でアメリカの人気者となった彼。恐らく表に出ない数々の差別や迫害を受けつつ、相当な苦労や苦難を乗り越えてこその活躍であっただろうという事を考えると、あの小さな体には物凄く強くて大きなハートが存在したんだなと…だからこそシナトラをはじめ、生涯を通じての恩人に出会う運も引き寄せたんじゃないかなと思う。

昔youtubeでサミー・デイビス・Jr60周年祝賀会を見た。早々たる顔ぶれの出演者の中、タップダンサーのグレゴリー・ハインズは、自らなんともカッコイイタップダンスを披露した後、おもむろにステージ下の彼に近づいて熱く抱擁、なんとその後タップシューズに履き替えたサミーはグレゴリーとステージ上に!思わぬバトルが展開!くうううううう〜最高おおおおおおお〜!

至福のひと時を終えたグレゴリーは、サミーの両方の靴にキス…恥ずかしさと嬉しさからか、大笑いしながら彼の背中をバシバシ叩くサミーの顔が忘れられない。

Samuel George Davis, Jr.  1925/12/8〜1990/5/16 R.I.P



『Rosewood(惨劇のローズウッド/自由への脱出)』
2010年08月21日(土) 00:45
ちょっと遅れたけどようやく購入しました!『ドーナツ盤ジャケット美術館 by MURO』。目次を見てもさ、“映画館”、“太鼓館”、“昭和館”、“秘宝館”、“圧巻”、“違和感”、“男漢”、“警察官”そして“圧巻”と、なんともワクワクする煽りになってましね〜・実際オリジナルが日本版になるとどうなっちまうのか、それはそれはカッコイイものもあれば、なんともドッチラケなものもある訳で…とにかく見てて楽しいんですよ!

彼の書籍は『オール・アバウト・キング・オブ・ディギン』に次いで2冊目だけど、これはホントにマニアならヨダレもののコレクターアイテムになる事間違いないっすね。

さて、今回ご紹介する作品は、久しぶりに真剣に(いや、いつも真剣真剣!)にいきますよ!『Rosewood(惨劇のローズウッド/自由への脱出)』です!
思い起こせば最初に彼のCDを買ったのが8cmの『Street Life』。資生堂のCMにも使われてました。その時の彼はもっとFATだったんだけど、今じゃ俺が思うに“世界一オシャレなB-BOY”と進化!ホントに彼は日本のHIPHOP界の宝ですね!

フロリダ州ローズウッドにやってきた第一次大戦を経験した男マン。彼は新天地での新しい生活の基盤として5エーカーの土地の購入を計画…しかし、同じ土地に目をつけていた、この街唯一の白人男性ジョンと対立する事に。そんなある正月の日、ファニーはダンナに内緒で浮気相手とイチャついていたが、調子コキすぎて男にキレられてボコられてしまうが、全身アザだらけの体をダンナになんと説明しようか、まさか浮気相手にボコられたと言うわけにもいかないファニーは、「黒人に強姦された」と叫び、街はそれがキッカケで街は騒然となるが…

結果的に事件から60年経ってからしか公に発表されることのなかったこの“戦争”。勿論こういったジャンルに興味が無い人達にとっては世界的にも全くスルーされていて当然の事件である…街が無くなる程の、いわば一種の“戦争”が起こったと言ってもおかしくない事件にもかかわらず…。

何度も何度も言ってるが、いくら事実を基にした作品であれ、あくまで“映画”である。少なからず登場人物やストーリー等、映画的なフィクションを加えられている事は確かだろうし、実際事細かにこの事件について調べるとなるとかなりの語学力や本国の文献なども必要だなと当時思ったもんです。が…この作品はRosewood massacre(ローズウッドの殺戮)をテーマに、“白人vs黒人”という図式をあらわすだけでなく、人間としての本質、生まれ持って備わっている保身や、生まれたときから運命付けられる意識といったものを、人種ではなく人間を通じてモロに露呈させている非常に興味深くも重い作品だと思う。

団結意識…誰かが困っている、誰かが待っている、誰かが助けを求めてる時、皆が一丸となって手を差し伸べたり、片を貸してあげたり、言葉をかけてあげたりする “良心” は、誰でも持っている、持っていて欲しい、もっているべき感情だと思う。ただ、そこに憎しみや怒り、憎悪や殺意などが存在するとすれば、それは良心でもなんでもなく、ただの “攻撃” や“ ”破壊“ に成り下がってしまう。

うわさを聞きつけた白人至上主義の人間達が一世に集まり、事件の内容や本質などよりもただ “憎き黒人を殺せ”といった感情のみで団結・行動・実行と突き進んでいく。結果、全く関係のない者達(というか事件自体が捏造な訳ですべてのアフロアメリカンが不条理な被害にあったという事)までもが吊るされ、焼かれ、撃たれ、切り刻まれる事件と発展するのである。

ありえるか?

通常、時代背景も大きく影響しているとはいえ、現在の日本であればまず徹底的に調べられるだろう。事情徴収、聞き込み、現場検証…事件として立件されるまでもそりゃガッツリとした調査があると思う。この時代、アフロアメリカンがレイプされ、ボロボロの服で血を流しながらポリスボックスに駆け込んでも、「貴様何しでかしやがったんだ!」と逆にカコまれちまう様な状況の中、警察といった国家権力が機能するまでもなく、KKKをはじめとする極右的思想をもった白人至上主義の人間達はハンパない団結力と統率力を見せ、速攻でアフロアメリカンを攻撃…結果、たったの数日でコミュニティに住むアフロアメリカンというアフロアメリカンが殺されたり、逃げ出したりしなきゃいけないハメになった訳です。

誰もがトラブルに巻き込まれたくない、誰もが自分がかわいい、誰もが誰かをあてにする…そういった人間の弱さがどんどん負のスパイラルを招いていく。しかし、正直に本当の事を告白し、大切な人の敵を当たり前のようにうったりと、人間としての “正義” を貫いた人物がいたからこそ、この事件は更に大きく、最悪へと向かっていった悲しき図式も存在する訳です。

それは、その正義が “アフロアメリカンによる正義” であった為、正義が正義として解釈されなかったから…。

当時の写真を見れば、「広島?長崎?それとも東京?」ってな位、いわゆる戦争があったんじゃないかと思うくらいの凄惨な状況で、そこに丸コゲで横たわる死体や吊るされた屍が当たり前のように…この作品でもそういったショッキングなシーンは当然含まれているし、ホンットに多勢に無勢じゃないけど、あまりにも無力で、あまりにもその現実を直に受けとめ、運命を呪っている様なセリフがズシンと心に響いてきます。

先にも述べた様に、この事件が何故60年も経過しないと公にならなかったか…当時命からがら街を後にし、生き延びたアフロアメリカン達は、追っ手や報復を恐れ、名を変え、記憶を消し、当時の事を自分の中から抹消し、隠れるように生きていたから…。

監督はクラシック中のクラシックである『ボーイズ’ン・ザ・フッド』を若干24歳で監督したジョン・シングルトン。色んな意味でノンフィクション的とは又違う『real』を撮らせたらホンットに素晴らしい手腕を発揮する大大大好きな監督ですね。
アフロアメリカンは恐怖や忌まわしい記憶から、この事件を思い出したくもないし、触れたくもないだろう…そして白人にとってはなくならないとはいえこの時代の背景がいかに差別が正当化されていたか、そしてその中で白人達はアフロアメリカン達にどんな行動を取っていたかを “表ざたにされたくない” だろう…そんな歴史的に見ても決して小さくないこの事件を、あえて映画と言う媒体で世に公表し訴えたシングルトンは、やっぱり24歳であの作品を撮った才能や熱意、思想や責任ってもんが決してフロックなんかじゃなかったと改めて痛感できる秀作!

シングルトンがただ単に、白人による黒人に対する虐殺…といった部分のみに焦点を当てず、ジョンといった人物をクローズアップさせている点も、この作品が訴えたい事がもっともっと大きなテーマだと言うことが判るはず…。これはこの作品の大きなポイントだと思う。


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