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『Invictus(インビクタス/負けざる者たち)』
2010年02月23日(火) 00:35
いや〜ビックリですわ…ホントに…何がって?

映画 『LASTDRAGON』 のアメリカでの評価だよっ!

ってかさ、『LASTDRAGON』って映画っつっても、別に新作でもないし、どっちかっつ〜と知らない人の方が多いんじゃないかって位の作品、だって1985年の作品だし、ぶっちゃけそれ程HITもしてねえし…

もちろん俺も以前ココで紹介した事のある作品なんだけど、ぶっちゃけウンコみたいな作品でも「ご飯おかわりっ!」と言えちゃう俺が、ホントにトホホなレビューをブチかます程のダメダメな作品だった訳さ!いや、その時も言ったんだけど、この作品を絶賛する人だってきっといるんだろうな〜みたいな…んでその人は俺よっかファンキーメソッディストなんだろうな〜みたいな…。
そんなラストドラゴンがだよ?何やらリメイクされるっつ〜んだわさコレが!しかもリアーナが出るらしいんですわ!おまけにサミュエルも出るらしいんすわ!ってかその前になんでリメイクなんっ!ってな話でしょ?それがどうやらアメリカではこの作品、カルトクラシック的な感じで根強いファンが大勢いるらしく…ってマジかよ!これはある意味違った意味で楽しみになってきやしたよ!ま、願わくばラストファイトでビームとか出してほしくないんだけど、カルトクラシックと呼ばれる所以は一番そういったアメージングシーンになるのだろうかと思うとまた頭が痛くなってくる今日この頃でございやす。

ってな感じで今回の作品は、見て気やした、『Invictus(インビクタス/負けざる者たち)』
南アフリカ共和国の大統領に就任したネルソン・マンデラは、それまでの人種差別政策に対する報復どころか、黒人と白人の融和をスローガンに、積極的に白人を人事に採用したりした。そんな中でラグビー代表チームであるスプリングボクスが、アパルトヘイトの煽りで黒人層に反感を抱かれている事を知り、マンデラは、チームの主将であるフランソワ・ピナールに、人種間の隔たりを無くす役目を託すのだが…

この作品でさ、モーガン・フリーマンとマット・デイモンはそれぞれアカデミー主演男優賞と助演男優賞にノミネートされてんだけど、作品賞とか監督賞のノミニーは無し…ん〜、かつてマルコムXでその2つの大本命だったにも関わらず、イーストウッドの 『許されざる者』 にヤラれたSPIKE LEEの呪いか…www

んなこたいいとして作品に関してですが、基本的に “事実” という事で感動のハッピーエンドとなっている訳なんだけど、実際に “ラグビー” が生み出したドラマに焦点をあててある作品なだけに、マンデラが歩んできた経歴…という部分の厚みはとっても薄かったといいますか…。要はね、マンデラであるからこそ!という意味合いが大きいドラマであるにも関わらず、そのマンデラが “大統領” というポジションである時の凄さしか伝わっていないというもったいなさ感に襲われるといいますか…ま、これは実際造り手であるイーストウッドが描きたかったのがあくまで “マンデラ” じゃなく、“南アフリカ大統領であるマンデラ” であったと言えばそれまでだけど、白人と黒人がガッツリとスポーツでタッグを組む!って作品は、これまでも結構な数あるだけに、事実という事実にもちょっと映画的な深さをプラスするためにも、マンデラが大統領になるまでの経緯ってなもんを駆け足でも紹介すべきじゃなかったかなと思うんですわ。

アフリカ民族会議入党…弁護士事務所開業…軍事組織 “民族の槍” 結成…そして逮捕…27年間の獄中生活…釈放から大統領…な?シャレになんない人生でしょ?

それでもこの作品は、いわゆる “大統領になった後” のマンデラの功績の影に存在した “正義” 又は “犠牲” といった部分はとても良く描かれているので、マンデラがどんな人か知らない人達にも大よそ彼の人間性や信念といった部分は深く伝わるきっかけになる作品なんじゃないかなと思いましたね。

それに、正直モーガン・フリーマンがマンデラを演じる事に若干「ん〜」という気持ちもあったのも確か。だってそりゃ実在の人物を演じるって事は、それなりに “ビジュアル” も気にするなってのが無理な話じゃないっすか、マンデラの容姿は誰もが知ってるでしょ?でもね、んなこた正直全く関係なくなりますよ、コレ!それはやっぱりモーガン・フリーマンという役者の深さであり力量がそうさせる力技といいますか、そりゃ〜見事な “説得力” で見るものを魅了した…と俺は思ってますけどね。
しかし…ココまで来るとオリバーストーン並みに “人種問題” に対して相当な関心を示しているのであろうクリント・イーストウッドなんですが、んじゃ何故 『父親達の星条旗』 では殆ど黒人兵士立達を登場させなかったのであろう…等ともっかい穿り返して言ってみちゃったりしてwww

個人的にはあくまで “映画としての一作品” として見た感想としては、『マンデラの名もなき看守』 よりもこっちの方が素直に感動し楽しめた様に思いますけど…ん〜正直なトコ一番思った事ってのは…インサイドストーリーよりもダイレクトに 『マンデラ』 という作品が見たいんだけどな〜、監督は…ハイ!毎度の事ながらSPIKE LEEでwww


『B-GIRL』
2010年02月17日(水) 02:37
え〜俺が去年一番聴いたであろう “日本の女性アーティスト” のアルバムがコレ。COMA-CHI『RED NAKED』 ですね。

俺的にはこの前にインディとしてリリースされた 『DAY BEFORE BLUE』 がメタメタ大好きで、満を持してのメジャーデビュー作となったこの 『RED NAKED』 も、彼女のスキルが損なわれる事無く、程よくメジャー感も増した良作になってると思います。

どうしても女性ラッパーはリリースが嵩むとどんどんキャッチーな感が増してくる傾向にあり、彼女も元々シンガーという事で最近は客演や歌の方にも活躍の場を広げてますが、これまた上手いんでなんとも言えないトコだけど、個人的には消して無くしていない “MICHIBATA魂” 炸裂のNEW SHITもこれからちょいちょい聴かせてくれるだろうと思っております。

っつ〜事で今回ご紹介する作品は、『B-GIRL』 でございますですハイ!
ブレイクダンスが大好きな女の子がさ、悪い男に付き纏われた挙句に挿されちゃって傷負って昔みたいに踊れなくなって、仲間とであって、改めてダンスと向き合い…てホントによくありありなストーリーなんだけどさ、んな事よりも…

『SAVE THE LAST DANCE』、『HOW SHE MOVE』、『』などなど、ホンットにココ何年かで女性が主人公のダンスムービーって繁殖率高いでしょ?そんな中、やっとっつ〜か、いよいよ数あるダンスの中でも “ブレイキン” にスポットを当てた作品が出た訳ですわ。しかもさ、タイトルもズバリ直球の 『B-GIRL』 だぜ!そりゃ毎度の事ながら期待に胸膨らますっしょ!

……いや〜、それがさ〜、残念なんだなコレが…

いやいや、つまんないとかじゃないんだよ。だって俺なんかこの手の作品で言えば、ストーリーうんぬん抜きにしたってキャワイ子ちゃんがブリブリ踊ってるシーンや、スゴ腕の兵共の超絶テクを見るだけで十分に満足できちゃうタイプなんだもんよ。んじゃ何がいけないんだよ、このタスマニアデビルがあっ!という声が聞こえてくる前に言っちゃいましょう!

俺がHIPHOPという文化に目覚めるきっかけにもなった1本の映画…そうです『BRAKIN(ブレイクダンス)』です。あの作品は、凄く簡単に言えば “ブレイクダンス” というダンスにスポットを当てた作品だったでしょ?だから畑違いのルシンダ・ディッキーが、B-BOYのターボとシャバと出会ってストリートダンスに目覚めて…ってな内容だったでしょ?でもさ、コレはタイトルも 『B-GIRL』 だぜ!んじゃやっぱ沢山のB-GIRLっていうか、やっぱ女性 “達” が主役だと思うじゃん!ってかそうであって欲しいじゃん!

悲しいかな…ジュリー・“ジュール”・ユーリックによるジュリー・“ジュール”・ユーリックのジュリー・“ジュール”・ユーリックの為の作品だったといいますか…

凄く “ウゼエ” とか言われそうだけどさ、B-BOYとかB-GIRLってのは “ブレイクダンス踊る人” ってだけじゃなくってもっと大きなプライドや主張みたいなものが含まれる言葉だと思うんだよ。だからHIPHOPが誕生し40年位経ってるってのに、未だ 『B-BOY』 ってタイトルの映画、無いっしょ?それどころか “B-BOY” って単語を使ってる “フィクション作品” すら無いっしょ?(だって『Planet B-Boy』と『The Freshest Kids〜A History of the B-Boy〜』ってな作品もあるこたあるんだけど、その2本両方とも “ドキュメンタリー” でしょ?)

つまり、役者が演じたり、生半可なテーマ&ストーリーでは語れないっつ〜か “つぶしが利かない” 大き過ぎる素材なんだと思うんですよ。いやいや、俺は決してジュリー・'ジュール'・ユーリックがイマイチって事言ってるんじゃなく、どうせ 『B-GIRL』 なんつ〜イカしたタイトルで挑むんならさ、それこそ男が出る幕無えよって位、もっともっと沢山のB-GIRLを登場させて欲しかったなと思うんです。

でなきゃさ、アプローチが変わっただけの 『BRAKIN 2009』 みたいな感じに終わっちゃうっていうかさ…ルシンダ・ディッキーは元々ジャズダンスの方の人じゃん、そこ行くと ジュリー・“ジュール”・ユーリックなんかこっち側の人間なだけにさ、なんかもっともっと “ブレイキンの凄さ” にあわせて “ブレイキンの進化” と “女性の凄さ” って部分を前面に押し出してくんないと、俺は完全にタイトル負けしちまってると思う。彼女の技術じゃなく、むしろこの作品の中における彼女のポジションだよね。

少し前にココで日本のB-GIRL SHIECHANの事に触れた事があったけど、ホンットに今世界中にB-GIRLが課数多く存在し、様々なダンスバトルも行なわれてたりするじゃないっすか。しかもそのどれもが決して “B-BOYの二番煎じ” 的なポジションではなく、卓越した技術とあわせて男性には無い線のやわらかさも加わってそりゃ〜もう見事なMOVEを見せてくれちゃってるでしょ?つまりそんな “モノホンのB-GIRL” がウジャウジャ存在する今、そういった人達を含めた上で “納得” させられる様な作品でないと、安易に “B-GIRL” って言葉を使っちゃある意味危険だと思うんです。

昔、鈴木あみが新曲についての質問に「いい感じのR&Bに仕上がっています」とか言ってたみたいな…

んなこたいいとして、何度も言うけど決してつまんない作品じゃない…マジでここ数年のブレイキンの技術的にはホンットに目を瞠る様な向上をモロに感じる事が出来るだろうし、当然ダンスシーンもタップリ…けど、このタイトルはこの映画にふさわしくないとも思う。“大勢の男子の中の1人” じゃなく、“大勢の女性の中の頂点” ってな感じの作品こそ、『B-GIRL』 って映画なんじゃないかな…誰が何と言おうと俺はそうであってほしかったっすね。


『G.I.JOE』
2010年02月14日(日) 01:37
いや〜、寝不足ですわ…。

っつ〜のも外に出ると飲みにも行きたい!服も買いたいっつ〜感じで、これまたいら〜ぬお金を使っちゃいそうにも関わらず、それと比例するかのごとく貧乏暇無し状態のボクは、結果ほぼ引きこもり状態といいますか…いやね、実は最近何故だかわかんないけど、“ゴッドファーザー見直し週間”になってるんですわ。んで毎晩ゴッドファーザーを見てるんですわwwwするとどうでしょう、何故か今度は“ニュージャックシティ”が見たくなるんですよコレが!

そんなこんなで冬季オリンピックの開会式も見逃しちまってるんですが…

…例のWE ARE THE WORLDはどうなったの?


っつ〜事で今回の作品は『G.I.JOE』をご紹介しちゃいます!

NATOが開発した化学物質であるナノマイトが悪悪軍団である“コブラ”に強奪される事件が勃発する。元々は医療に使用するはずのナニマイトを悪悪軍団がそんな風に利用する訳もなく、当然“化学兵器”として使用される危険性が高まった。政府はこんな事もあろうかっちゅう事で極秘に結成されている機密部隊“G.I.ジョー”に白羽の矢を立てるのだが…

丁度去年の後半ってのは 『ターミネーター4』 や 『トランスフォーマー2』 ってな感じの超超大作が話題になりましたわな。しかもシリーズ物だってのになんだかんだで大HIT!俺自身、両方劇場で見ましたけど、誰に何と言われようとも両作品共に大満足だった訳です。そこいくとこの作品、制作費やスケール的に言えば十分 “大作” にカテゴライズされますよね…けどなんか地味〜に上映が始まり、地味〜に終わってやしませんでしたか?

コレね、俺はもちのろんで劇場にて見たんですが、ゴレンジャーに始まった戦隊ヒーローシリーズを興奮しながら見ていたチビッコの頃のピュアなドキドキ感だけで臨めば、それはそれはもうスゲエスゲエのオンパレードの満足印な1本になる事間違いなし…でもね、そこに少しでも “大人” としての期待やヨコシマな気持ちが入っちゃうと、なんとも金をかけ過ぎた幼稚な作品に見えてしまうから怖いですわな。え?俺?そりゃ〜ココで紹介する以上、当然 “前者” だったっつ〜事です。

といっても見る前は単なる自分的好奇心だけだったんですが、予想以上にマーロン・ウェイアンズの立ち居地が大きかったといいますか、どうせゴロゴロいるG.I.ジョーの中の1人なんだろ?とそれこそヨコシマな考えで見てみたらNONONONONO!予想外にツートップの1人じゃんよ!んじゃココでも紹介すべきだなと…んじゃなんでDVDもとっくにレンタル開始になるまでほったらかしとったんじゃい!と言われそうですけどwww

でもホントに微妙なラインでギリギリセーフな作品といいますか、物凄いリアルなんだけど、ちょっとしたトコで「え〜???」ってな感じもあり〜の。だから先に説明した感覚で臨むのが自分にとってもおいしい見方だと思います。

ただ、G.I.ジョーの一員になったら装着できるスペシャルスーツみたいなのが超カッケーんだよね!武器もメタメタ装備されてるし、サイボーグ009の島村ジョーもまっ青な “加速装置” がスゲエのなんの!これ着るだけで走るの車よっか早くなるし、ぶつかろうがひかれようが全然平気!ジャンプなんてシャレになんない位の飛距離!もうね、この “追跡シーン” だけでも俺なんかアドレナリンがブリブリ出ちゃってる始末…ホンットチビッコ目線なんだよね。

今まで色んな映画で色んな超メジャー建造物が破壊されたりしたでしょ?たとえば 『インディペンデンスデイ』 のホワイトハウスとかとか…んでこの作品ではパリの象徴エッフェル塔がヤラれちゃうんだけど、そんな悪い事するヤツってのが “イ” な訳だ!“ビョンホン” な訳だ!そやで〜!ビョンホンはG.I.ジョーちゃうねんで〜!悪者なんやで〜!デストロンとかショッカーとかガミラス艦隊と同じなんやで〜!こやつがメタメタ悪いヤツで、手裏剣シュピシュピ投げるわ、問答無用にブスブス刺すわ、もうそりゃ〜悪いやっちゃ〜ってな感じなんすよ。ま、最後にはキッチリとヤラれるけどねwww

っつ〜事で我らがマーロンも走ったり飛んだりはもちのろんろんの事、最後はビュンビュンジェットを操縦して、最低最悪ミサイルを追跡!地球を救う大きな役目をガッツリ果たしておりやした!よ!最終赤ちゃん計画!

っとまあホントに俺的にはジャッジドレッドの100倍くらい大満足な作品だった訳っす。ま、明らかに続編を匂わせる終わり方だったんだけど、どうなんだろ?俺としては是非とも見たいんだけどな〜…ってかその前に『S.W.A.T 2』って無いかな?俺とにかく大好きなんだけどな〜…特殊部隊が!


『BATTLE IN SEATTLE』
2010年02月09日(火) 01:02
FOXY BROWN…なんだかすっかり懐かしい名前になっちゃった感がくさなぎ強しな彼女。新作リリースも随分とご無沙汰で、DEF JAM時代の勢いは何処へ…ってな感じですが…いやいや、彼女は相変わらず彼女のまんまみたいっすよ!
  
音楽の話題よっか“痛セレブ”的なゴシップの方が多かった彼女だけど、最近WEB上で新作 Let Em Know をリリースした模様…コレがまた、あい変わらずの狐っ娘ちゃん倶楽部っぷりらしいんですわwww。リル・キムはもちろん、イヴやJAY-Zまで“でぃす”しまくり千代子でさ!ま、本人は公にするつもりはなかった曲らしいっすけど、ふき込んだ時点でそりゃ“聴かせる為”な訳だからねぇ。

俺も以前彼女のライヴを見た事あんだけど、ちっちゃ〜い体でさ、それこそブラウンのビキニ姿でさ、なんとも迫力あるライブを見せてくれたのが印象的だったけどさ…ビキニってのはさ〜www

はいっ!んなこたいいとして、今回の作品は『BATTLE IN SEATTLE』をご紹介!

WTO(世界貿易機関)の会議が開催されるシアトル。その裏で環境問題や雇用問題に対する国や自治体のあり方に疑問を持つ活動家による大きなデモが計画されていた。実際に会場周辺をジャックする事に成功した彼等だったが、デモに参加した人間の中に過激な行動に出た者がショップなどの窓ガラスを破壊…武力による解決を行なわないと約束していたデモ側と警察だったが、街には緊急避難勧告が発令され、武装した警察によりガスや催涙弾等を使用した武力行使が始まったが…

まずジャケットを見ると、ドドンとシャーリーズ・セロンのそれはそれは美しいビューティフルゴージャスマーベラスフェイスが飛び込んで来る訳だ!俺なんかこれだけで既にKOなんだけど、更にアンドレ3000だの、ミシェル・ロドリゲスだの、“俺ら的に興味深い顔ぶれ” も…しかも社会派っぽい雰囲気バリバリ!当然期待度も上がるってもんですわな〜。

んんんんん〜……冷えたね…


勉強不足で調べもしてないんでアレなんだけど、コレっていわゆる “べーすどばいとぅるーすとーりー” な訳でしょ?だから合間合間に組み込まれてるデモ映像ってのもモノホンだったりするんでしょ?俺、思うんだけど、映画って娯楽じゃないっすか。でもそんな手っ取り早い娯楽ツールだからこそ、意外な形で意外な事に対し興味をそそられるきっかけになる事も多いじゃないっすか。この作品もそんなきっかけになりうる要素バリッバリだと最初は思ってました、最初は…。
でもこれってさ、残念ながらこういった問題にすんごく興味がある人でないと、ハナッからグイグイ引き込まれないと思うんですわ。正直、“そこまで気合入れて結局何をどう訴えたいの?” って部分が、今のところ興味無い人間には全然伝わって来ないんですよ。片や雇用…片や温暖化…片や動物愛護…2時間以内という枠に詰め込まなきゃいけないからか、もしくは一つのストーリーとして纏めなきゃいけないからか、各人の主張がこんな大きなデモまで引き起こしてまで貫かなくてはいけない “信念” みたいなモノが薄〜…みたいな。

こないだ反捕鯨団体シー・シェパードのアディ・ギル号がさ、南極海で日本の調査船と衝突したでしょ?アレだってぶっちゃけ「???」じゃん。これは無知とかそういう問題じゃなくてさ、行動するにあたっては明確なアティトゥードってもんがあるんだろうけど、それと違った形で世間の注目を集めてる時点で「?」でしょ?ぶっちゃけ「何やっちゃってんのよ」とさえ思うよマジで。

話反れたけど、この作品だって反体制のリーダーは、“弟がかつて理不尽な形で亡くなった”という大きな理由があるにしろ、逮捕を恐れ、警察から逃げ回り、捕まったら捕まったで大謝りを繰り返す…コレがラストだぜ?んじゃあの大規模デモは一体何だったんだよ!ってな事になりやせんか?団結は強靭な力となり、権力を恐れず…みたいなスローガンがあるじゃんデモって!確かに劇中でも「あんた口ばっかじゃん!」的にののしられるシーンもあったりするけど、そうせなら脚色でもその後の “奮起” や “覚悟” みたいな部分でフィニッシュして欲しかったなというのが正直な感想かな。そりゃ “人間” って部分の本音や弱さといいますか、『そんなスーパーマンはいませんよ』 的なカラーも出したかったのかもしれないけど、これはあくまで “ドキュメンタリー” じゃなく、一応 “フィクション” な訳だったらさ…ねぇ。

シャーリーズ・セロンは短い出演ながらもとっても存在感ある演技をしていたのに、やっぱこれって彼女でなきゃいけなかった理由ってのが…見つからない…。でもそれでもこの作品に出演した彼女を見てると、『エジソン・フォース』に出演したジャスティン・ティンバーレイクを思い出した…ってのは世界各国探しても俺だけだと思うけど…

唯一、安心でけたのは、あいも変わらずミシェル・ロドリゲスはかっけ〜なという事。彼女には化粧やヘアメイク、もっと言えば “デオドラント” なんて言葉が全く必要ないね。色んな解釈の仕方や好みの問題もあると思うけど、本当に “ワイルド” という言葉が似合う女だよ、マジで!



『Last Stop 174(シティ・オブ・マッド)』
2010年02月06日(土) 00:25
いやいや、“びつくり” しましたわな、“We Are The World” またやるみたいで!

というのも、かれこれ “We Are The World” からもう25年も経っちゃったという事で、それを記念してクインシー・ジョーンスとライオネル飛鳥…、じゃないライオネル・リッチーが企画したらしく、もう既にレコーディング終わったとの事。大災害に見舞われたハイチの救済活動も活発でしたが、コレもその一環だったらしく、参加アーティストは初代とはほぼ総入れ替え状態。ジェニファー・ハドソンやブランディといったディーヴァもいれば、バスタやカニエといったラッパーも!セリーヌやバーブラ・ストライサンド(!)といった大御所の他に、音楽活動も積極的なジェイミー・フォックスの名前もあり〜の!

ちなみにこの夢の競演は、バンクーバーオリンピックの開会式で3D映像として公開されるらしいっすよ!
マイケルはもういないけど、オリアンティがゴキゲンなギターで参加してるらしいっす!

っつ〜事で今回ご紹介する作品は、前回ショボショボだったのでガッツリとした内容のモノをと思い、『Last Stop 174(シティ・オブ・マッド)』です!

ブラジル、リオ・デ・ジャネイロのスラムに生まれたサンドロ。10歳の頃、既に母親を強盗に殺された彼は、ストリートチルドレンとして盗みやドラッグを覚えて行った。ある時、金銭トラブルで仲間達が殺されたが、運よく生き延びたサンドロは、ボランティアの手助けや、産みの母親の元で公正しようとするが長続きせず、コカイン所持で捕まり刑務所にはいるが…

久しぶりにグッと引き込まれる非常にDOPEな作品に出会った幹事が強い。ブラジルのスラムで行きぬく少年達といえば当然の様に『シティ・オブ・ゴッド』が頭に浮かぶ人も多いと思いますけど、個人的な感想でいえば、こっちの方が “キテます!” ってな具合です。

以前ココでも紹介した事があるドキュメント作品 『バス174』 …あの作品でバスジャックした一人の男が何故あの様な犯罪を犯してしまったのか…彼の生い立ちからあの事件までを綴った作品がこの『シティ・オブ・マッド』な訳です。

実際、どこからどこまで忠実に再現しているのかまでは定かじゃないにしろ、この作品を見ると、いわゆる世界中に存在する “スラム” という場所が、いかに最悪で様々な犯罪の巣窟になっているのかがよくわかる。更に言えば、ブラックムービーやハリウッドの作品で登場するNYやLAのスラムよりも更に “何もない” 状況だとも言えるだろう。ブロンクスでHIPHOPが産声をあげた様に、NYやLAには “まだ” 音楽やファッションが “手を伸ばせばそこにある” 状況であるが、この作品で描かれているリオのスラムにはそんな娯楽など無い。だからこそまだ少年・少女であるにも関わらず、犯罪や性に関して異常に貪欲になるのも頷ける。

アメリカやヨーロッパのチビッコ達が、幼い愛情表現やあいさつの一つとして交わす “キス” ではなく、明らかに “性的興奮” を求めて幼い子供達がキスやSEXを交わす…当然彼らは “性” を愛だの恋だので語ることも無く、“金儲けの手段” としての武器としてしのぎを削っていく事になる…普通の子供達が受ける親からの愛情や、おもちゃで遊んだり、友達と勉強したり、そういった当たり前の権利みたいな物があたりまえに無い彼らは、またあたりまえの様に背伸びをし、背伸びをし過ぎる結果になってしまうのだろう。

されど、彼等にとて “手を差し伸べる人達” はいる…。しかし、長いストリート生活で体に染み渡ったサバイバル魂ってヤツは、安住や平和を著しく拒否したがるのか、あえて過酷な世界へと必ず舞い戻っていくんですよね。そんな負のスパイラルが何十にも交差し、結果ああいった事件に発展していった…といった一連の流れがホントに興味深く描かれている良作だったと思います。

とにもかくにも、まだ幼い少年が、禁断症状丸出し状態でコカインを買い求める姿や、毛も生えそろってない位のガキがあたかも売春婦の様な振る舞いで、同じ位のガキを挑発したり、信号待ちしている車をバイクで横付けにして強盗を働き、拒否るもんなら速攻で引き金を引く…これみんな “ガキ” がやってるって様がさ、なんともショッキングというか、陳腐な言い方をすれば “日本では考えられない” というか…

ところがさ、最近では日本でも訳の解らない少年犯罪が横行してるでしょ?物が無くてもダメ、物がありふれててもダメ、んじゃ一体どうすりゃいいんだよってな感じになるわな。オッサンみたいな事言うけど、最近のガキは世の中知らなさ過ぎる…家に買えりゃ家があり、美味い食事が用意され、人を撃ち殺すゲームに一喜一憂し、あったかい布団で眠り、翌日には選択された洋服を着て、沢山の仲間達と勉強する学校へ通う…当たり前故に感謝みたいなものが欠落している世の中。いまあげた項目全てが “存在しない” 毎日を暮らし…いや、“生き延びている” 子供達だって世界中に山ほどいるんだわな。

願わくば、こういった作品が一人でも多くの “日本人” の目に触れる事を切に願う…なんつって!

ちなみに第81回アカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表作品、そう、日本の『おくりびと』が大賞をとった去年の事だけど…“重み”という点ではこの作品の方がブッチギリ!とか言っとく!


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