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『Soul Men』
2009年05月31日(日) 00:10
去年の夏 … 住んでるところが九州って事もあり、俺にとってはとにかくクソ熱かったなという事を思い出しますが、その一方でなんとも寂しくも悲しい夏だったのも記憶してます。

というのも2008年7月24日、スタンダップコメディアンで俳優のバーニーマックが、そしてその翌月2008年8月10日、今度はソウルミュージックの巨匠アイザック・ヘイズまでもが亡くなってしまいましたよね。まだ50歳と65歳…日本の映画ファンにとって彼らの存在がどれ程の大きさだったか…正直ブラックムービーやブラックミュージックを猛烈に好きなファン以外、彼らの偉大さはイマイチ…いや、イマニ、イマサン位伝わっていないんじゃないかな?

せいぜい、バーニー・マックに関しては『チャーリーズエンジェルやオーシャンズシリーズに出てたあの“黒人”…』とか、アイザック・ヘイズに関しては『SHAFTの主題歌歌ってた人』位の認識だと思う…なんて勿体無いっ!俺は主役を完全に喰っちゃう様な存在感でいっつも笑わせてくれたギョロ目のバーニー・マックが大好きだった。スクリーンの世界でも、44マグナムという危険極まりない銃を、わずか相手の1m位の至近距離でぶっ放つトンデモ野郎のアイザック・ヘイズが大好きだった…。だから彼らが亡くなった去年の夏は、俺にとってある意味完全に “冷夏” だった訳です…。

随分と遅くなってしまったけど、今回ご紹介する作品は、彼らの“最後の”作品である『Soul Men』…先に言うけどなんでコレが劇場公開されないのか…悔しくて悔しくてロマティックが止まらないっす。


舞台は60年代…メンフィスで結成されたソウルグループ“マーカス・フック&ザ・リアル・ディール”は人気爆発状態!そんな中、当然っちゃあ当然のごとく、リードであるマーカス(ジョン・レジェンド)がソロに転向!解散を余儀なくされたが、残ったルイス(サミュエル・L・ジャクソン)とフロイド(バーニー・マック)はそのままザ・リアル・ディールとして活動…が、やっぱ中心が抜けた穴は大きく、2人の中も険悪になっていく。数十年たったある時、マーカスが亡くなってしまい、所属レーベルは彼の追悼の意を込めてザ・リアル・ディールの再結成プランをたてるが…

『Soul Men』と聞くと俺なんかまっ先にサム&デイブを思い浮かべるが、それもすっかり俺がOLD SCHOOLなのかな〜w。ってかさ、色んな意味でこの作品、彼らにも重なる部分が多々…だからこそちょいとイザコザもあってる様ですが、ま、んなこたいいとしてとにもかくにも気持ちの良い作品ですわ。


話しはちょいと明後日の方向に行っちゃうけど、今年バブルガムブラザーズが復活したでしょ?んで久しぶりのシングルが『Daddys Party Night(懲りないオヤジの応援歌』だった訳。なんかさ、以前俺は中年オヤジが妙に力入れちゃって“若いヤツにはまだまだ負けん!”的主張を露にする事に対して凄く冷めた目で見てたトコがあって…。んなこと態々声高に主張するから余計惨めに思われちまうじゃん!みたいなw。でもね、このバブルのシングル聴いてさ、そういう事をファンキーに表現出来るって事もそれまたカッコいいわな、と思えて来たんですよね。

だからこそ、ガッツガッツン歌いまくるバーニー・マックとサミュエル・L・ジャクソンの“ド中年コンビ” ってのがホンットにカッコ良くって、なんか知らないけど涙が出てきてw。特にバーニー・マックが“本職”の持ち味を存分に活かしたエロトークを繰り出しゃ笑いながら泣いてる俺がいてさ、なんだか知らないけどスゲエHOTな気分になれるだけでなく、陳腐な言い方だけど“勇気や元気をもらえる”作品だな〜と思った訳です。ま、もちろん俺がこの作品を見た時ってのはバーニー・マックもアイザック・ヘイズも亡くなってた訳だから、色んな事がオーバーラップして俺の涙腺をルイルイにしちゃったってのも大きいんだけど、たとえ彼らを知らない人が見たとしても、同じ“中年よ大使を抱け”系作品である『ハッスル&フロウ』といった通好みのシビアなモノよりもずっと感情移入しやすいエンターティナー作品だと思います。


『ドリームガールズ』も確かに良かったが、最後の最後までクソ熱く、最後の最後まで笑わせてくれた2人の“SOULMAN”を心からRESPECT!サミュエル・L・ジャクソンには申し訳ないが、思い入れやタイミング的にもこの作品は、“彼ら2人”の作品になっちゃったよね。


『Traitor』
2009年05月27日(水) 00:05
ちょいと前になりますが、18日にLAのショッピングモールでラッパーのDollaが銃で撃たれて死亡したというニュースが流れましたよね。またか…というなんともイヤ〜な気持ちになると共に、俺自身がこの “ドラ” って若手アーティストを “知らなかった” という事もショックでした。

シーンの移り変わりは激しいっつ〜のは重々承知なんだけど、ニュースで取り上げられる程のアーティストを“知らない”とは…

はっ!すっかり新しい波に乗り遅れてるぅっ!ニュ〜ウェ〜ブをキャッチでけてへんっ!…

…んなこたいいとして、コレまで何度も著名なラッパーが亡くなる度にココでも触れてきましたが、その殆どが“事件”って事実がホンットに残念でなりませんよ。丁度俺が2回目にNYへ行った時、バンタク(なんか怪しいアフロアメリカンが自家用のバンみたいなヤツに、アミスタッド号を髣髴するかのごとく日本人観光客を詰め込んでそれぞれのホテルまでデリバるというタクシーもどき)にのりながらJFK空港からクイーンズを通るとき、数週間前に亡くなっていたビッグ・パンのライブ告知が至る所にベタベタ貼られてたのを見てせつな〜くなったのを思い出しましたわ(ま、ホントのトコロは「俺このままブロンクスまで連れてかれて身ぐるみひっ剥がされたらどないしよおお〜」とかビビりまくっててそれどころじゃなかったのだが…)。しかもさ、彼は事件ではなく“心臓発作”…同じテラー・スクワッドの長、ファット・ジョーもちょいとダイエットした方がいいんでないの?といらぬお世話を焼きたくもなりますね。もうさ、いい加減ラッパーが“寿命”以外で亡くなるニュースなんか見たかないもんね。

とにもかくにもDolla、L.I.P

っつ〜事で今回の作品は、ドン・チードル主演のテロリストサスペンス『Traitor』をご紹介!
   

スーダン生まれのサミール(ドン・チードル)は、幼い頃にテロリストにより父を殺された経験のある彼は、その父の影響から敬虔なムスリム信者でもあった。しかし、そんな彼はアメリカでの生活に馴染めず、軍にいた事もあり〜ので“武器商人”となる。が、イエメンでの取引の最中に警察のガサ入れにあいあえなく逮捕。刑務所にブチこまれた彼だったがまもなくFBIが彼に接見し、恩赦と引き換えの協力を要請する。しかし、それを断った彼は、ムショの中でオマー(サイード・タグマウイ)というテロリストと出会い意気投合!脱獄の計画をたてるが…

見る人によって評価が大きく別れるんでないかい?ってな作品。それよりも何よりも改めてドン・チードルって役者は“ブルーカラー”だな〜といいますか、静かながらにジンワリ熱い様な存在感が抜群だなと思う。だからこそ、一歩間違えば何とも退屈なサスペンスドラマも、ストーリーとは別にその演じる男のバックボーンや思惑みたいな部分にグイグイ引き込まれていく。

正直色んな部分であえて“かまし”っぽい演出がチリばめられてたり、ほらどうだ!的なドンデンも用意されてたりする。けど、ストーリーの流れ自体に新鮮さは別に感じないというか、「やられた〜!うまいねっ!」的な参った度数は以外にも低い。


ただ、先にも述べた様にドン・チードル演じるサミールのポジションやメンタルの“変化”をジックリと観察するだけでも十分な作品だとも言える。それに、これまでは比較的に“正人”のイメージが強かった彼が、形はどうであれ白人社会に対する復習にも似た行動をとる事自体、真新しさのない作品の中でも新鮮さを感じる部分なんじゃないかな。

見る人によって評価が割れるんじゃないかってのは、俺みたいなコアな部分に意識が行き、それはそれでプラスな評価に繋がったってなパターンもあれば、感情移入が逆に単純に映画自体を楽しむ邪魔になっちゃう、もしくはもっと簡単にただストーリーだけを単純に楽しもうとした挙句、予想以上の“ブルーカラー”ぶりに拍子抜け…みたいなパターンもあるんじゃないかなって思うんです。

911以降、テロを題材にした作品、しかもその中でアラブ系のテロリストが絶対悪と描かれた作品は多い。中には『』や『ワールドトレードセンター』の様に事実をモロに(元に)題材にした話題作も存在しますわな。事実を忠実に…というのもなかなか映画として考えれば難しいものだし、被害者・加害者それぞれの支店から見る“事件の本質”ってのは大きく違う訳じゃないっすか。だから尚更“どっちがどっち”的な部分を“ある方法”でうまい具合に偏らない進行になってる所は、これまで常に脳裏に“あの事件”を思い出した様な一連の作品とはちょいと異なると思います。

地味〜にいい作品ばっかりなんだよね、ホント、ドン・チードルは。



『LAKEVIEW TERRACE』
2009年05月23日(土) 00:03
以前俺がアパートで暮らしてた時、2階だった事もあり〜の、趣味の一つが爆音でHOPHOPを聴くことだった事もあり〜の、下の部屋の人や隣の部屋の住人に対し、それはそれは気を使いながら生活してたもんです。

ところが人間っちゅうのはチッコイ生き物なのか、俺自身がミクロマンなのかわかんね〜けど、こっちがこんだけ気〜使ってるっちゅうのに、相手にドタバタされたりドンチャン騒ぎされたらフィストオブフュ〜リ〜の着火が早い早いw!しかも「あの〜、もう少し工藤しずかにしていただけないかな〜なんて思っちゃったりしちゃったりして〜ニャハハハ〜」みたいに直接目と目で通じ合いばがら微かにいろっぽくマシュマロトーンで言えばいいものを、全盛期の長州ばりに思いっきり床にストンピングをしたり、これまた全盛期の三沢ばりに壁に思いっきりエルボーかましてみたり…その結果騒ぎは収まらないどころか、肉体的にもダメージを負ってしまうというなんとも惨めな結果になったこともありやしたよトホホw

とまぁ、何かに付けてお隣さんやご近所トラブルってのはよくニュースなんかでも取り上げられ、酷いときには刑事事件にまで発展する例も最近多くなってきてるじゃないっすか?

そこで今回ご紹介するのはそんな隣人トラブルがエスカレーションby河合奈保子になったらどうなっちまうか的作品、サミュエル・L・ジャクソン主演の『LAKEVIEW TERRACE』です。


クリス(パトリック・ウィルソン)はアフロアメリカンのカミさんリサ(ケリー・ワシントン)とロスのプール付の家に引っ越してきた。丘の上にある新居で新たな生活を始めるウキウキウォッチングな2人だったが、隣に住んでる警察官のエイブル(サミュエル・L・ジャクソン)は、ちょいとした人種差別主義観念を持ってる輩。綺麗なアフロアメリカン女性をカミさんにしてるクリスの事を気に入る訳もなく、騒音おばさんもビックリな嫌がらせが始まるが…

まず、説明の中に“人種差別主義観念”みたいな言葉を使っちゃいましたが、この作品でサミュエル演じるエイブルは、ただ単に人種差別主義者という訳ではなく、彼の生活環境やバックボーンがそういった“捻じ曲がった気持ち”に拍車をかけた結果だと思うんです。
だってさ、エイブルにはカミさんがいないんだけど、娘と息子…しかも一番多感で難しい時期のガキがいる。仕事上でのストレスだけでなく、家庭でも色んな責任や苛立ちが募りますわな。そんなギリギリの精神状態の中でさ、隣に幸せ度MAXのカップル引っ越してきてみ?しかもアフロアメリカンの彼に言わせれば、なして旦那が“白人”やねんっ!ってな事になるんちゃうん?w


でもまぁだからといって“行動”に出るってのは大人げないわな〜(ってストンピングやエルボーしてたん誰やねんっ!)。それに、エイブル側から見ればそういったムカつき要素しか見えていなかったんだろうが、実際の所はクリスとリサの間にも色んな問題や悩みがあったりしてるんだよね。だから尚更スゴスゴと逃げたり、嫌がらせに耐えたりってんじゃなく…

キレるんだよ(笑)

ま、冗談っぽく言ってみたけど、“受けた”行為や“体験”した事実ってのは、それが自分にとって屈辱や怨念として残るものであれば、人間心のどっかで“いつかきっと…”といったリベンジ魂を少なからずとも宿す。ただ、それを行動に移す時、必ずしもその矛先にある相手が、あの時自分を蔑んだ人間と“同類”であるかどうか…。そういった部分が世の中から“差別”がなくならない原因だと思うし、この作品が一筋縄ではいかない一番の要素だとも思う。だから見る人によっての不愉快ポイントってのは違う様な気がします。

しかし、サミュエルはハマってるね〜。個人的には日本でも劇場公開された『SHAFT』みたいなジャスティスマッチョよりは、断然ヨゴれ役の方がハマってると思うだけに、久しぶりに彼らしい作品だったな〜と思えました。ウン、満足!


『A Good Day to Be Black & Sexy』
2009年05月20日(水) 00:05
久しぶりにキレましたわ…

前回もちょいとフレましたがまだ怒りがおさまらんわい!

え?なんでって?そりゃ〜もうメタメタうるさかったんですよ!あの大学生風の茶髪腰ばきズンダレ3人奇面組が!

え?どんなシチュエーションだったかって?そりゃボクちゃんだって36歳の大人ですよ。ちょっとやそっとじゃ釈迦の様な笑みで左の頬を差し出すジェントルメ〜ンですよ!でもね、流石にボクちゃんのライトサイドとレフトサイド、もう一人はバックポジションにズンと陣取り完全サンドウィッチ状態でクソ不愉快な会話をエンジョイプレイされた日にゃ、流石にオイラもアシュラマンですわ!

「ゴッルルウルウウアアア!お前らうるっせえええええんだっよおおおお!ああああ?ココはお前らのスィートホームかああ?すてきサロンかああ?少年自然の家かああ?このやるせない金メダリストがああああああ!」

とまあ、最後は自分でも訳が分からない事をのたまっておりましたが…いかんせん場所が悪かった。大声で怒鳴ったもんだから周囲の人達があたかもツチノコでも見つけたかのごとくゾロゾロと集まってきたんですわ………

俺がいた、そのレンタルビデオショップのアダルトビデオコーナーに…wwwwwww

っつ〜事で今回の作品は、そんな“アダルトDVD”みたいな“用途”じゃないw、様々な視点でSEXを捉えたオムニバス『A Good Day to Be Black & Sexy』をご紹介!
   

ロサンゼルスに住むカップルそれぞれの“性”に対する嗜好や考え方について、そのそれぞれ5つの視点からなるオムニバスストーリー。

とにもかくにもまずこのポスターを見ただけでも色んな創造が掻き立てられりゃしませんか!ファンキーだったり、懐かしかったり、もちろんエロかったり…とまぁ見る前にアレコレと頭の中で“妄想”させてもらってた訳ですが、実際になんともまぁエロな作品でやんしたw。なんつ〜ともう“ポルノ”的な雰囲気になっちゃうけどそうじゃなくって、“POPなエロ”とでもいいましょうかw。

順を追って説明・感想をのたまっていきますと、『Reciprocity』は、SEXに対して興味津々丸なんだけど、もの凄い潔癖症…なぁ、最中にさ、“うがい”とか強要されたらどうする?引くべ?w

んで『Her Man』は不倫のカップル。これなんか見ると世の中の不倫真っ只中って人達のSEXってのは、ホントに色んなリスクを犯してでもって事だからそりゃ爆発してる訳ですよw。スパークしてる訳ですよw。エロいエロいw。んでもってお約束のごとく花火大会が終わったら、今おかれている現状に対しての不満や不安が一気に押し寄せるのか…揉めるんだわさw。

んで『Tonite』は初体験の話。女性が主人公なんで“ロストバージン”ってヤツですか。誰もが経験する一大イベントなんだけど、このエピソードに関しては、男性と女性で感じる部分は違うだろうけど、主人公が女性なだけに知らず知らずに女性側に立って見ようとしている自分がいたり、はたまた女性ならどう感じる?どう受け取る?どう思う?みたいな事をふわ〜っと考えたり…おもろいですw

ちなみにこの『Tonite』は、2部構成になっていて、それに挟まれるような形のショートストーリーが『Reprise』。ま、SとMに別ける訳じゃないが、女性から頼まれれば、男性って嫌と言えないのかい?んにゃ!俺は逆に「お前もやってくれよ」と言うけどねw

んなこたいいとして、んでもってラストの『American Boyfriend』。主人公はアフロアメリカンの男性なんだけど、彼女が中国系なんです。親父はメタメタ厳しいくせに、妹はレズビアン…スゲエ設定でしょw。
      

全体的にはやっぱり女性の方がより感情移入しやすい作品である様に思う。んじゃ男性はどうか…当然のごとくSEXや恋愛は女性だけで出来ることじゃなく、この作品に登場する女性たちにもそれぞれタイプの異なる男性のパートナーが存在する。しかも年齢や嗜好、立場や相手の人種までそれぞれ違うからこそ、色んな目線で色んなタイプの“性”を覗き見出来ちゃう様な感覚になれるんです。なんて言うとヤらしい言い方になってしまいますが、たとえカップルで見たとしても変なヤらしい雰囲気になる様な作品じゃないし、それこそ見る側も年齢や性格によって感じる部分や楽しみ方みたいなものも変わってくると思う。

ただ、SEXを題材にしているというだけでイコール“エロ”と考えると、それこそモテない野郎のマスかき作品みたいに位置付けられちゃうってのは大きな間違いで、凄くストレートなんだけど押し付けがましくなく、凄く軽いタッチなんだけどリアリティがある、んでちょいと「えええええ〜?」的な解釈もこの作品の“味付け”のひとつになっている様で嫌味じゃないんだなコレが!

残念なのはこういった良質な作品ってのはまず日本じゃお目にかかれない…でもさ、今は便利な世の中、3000円位で買えちゃうしさ、逆に考えればこういったドが付く程のインディ作品がこんだけいい感じってのも、掘り氏としては嬉しい限りな訳です。

いや〜、気持ちいい!久しぶりに絶賛だからw


『The Family That Preys』
2009年05月14日(木) 00:05
年齢も36にもなっちまうと、ホントに周りの人間がどんどん “家庭” を築いている事にハッとしてGOOとなりますw。中には「テメェが家族だあああああ???笑わすなよおおおお!」みたいなヤツだったり、「お前が母親かああああ?大丈夫かよおおおお!」ってなヤツまで、なんだかんだでちゃ〜んとその役目を果たしてるってのが嬉しいやら悔しいやら羨ましいやらイヤらしいや…イヤらしくわないわいっ!

それに比べて俺ときたらさ、仕事以外じゃ格闘技か黒的嗜好にドップリ…おいおい、レンタルビデオ店のアダルトコーナーで大声で話してた大学生3人に向かって「うっせ〜よゴルウアアアア!ココはお前らの家か!すてきサロンか!あああ?この百姓一揆がああああ!」とヤらしいDVDを小脇に5本も抱えながら、アパッチのおたけびもビックリ日本新記録な大声で、しかもつじつまが合わない訳の分からんキレ方してる場合じゃね〜っつ〜に、俺!(笑)

っつ〜ことで、そんなローンウルフな俺みたいなヤツこそ見て、『家庭とは…家族とは…』を考えやがれこの野郎的な作品『The Family That Preys』をご紹介しちゃいたい!
    

シャーロット(キャシー・ベイツ)とアリス(アルフレ・ウッダード)は、人種こそ違えどメタメタ仲良しのご近所さん。シャーロットは亡くなった夫が遺した会社を引き継いぎ、一方のアリスは次女のパム(タラジ・P・ヘンソン)と一緒に小さなレストランを営んでいた。そんな2人には女として、母親としてそれぞれ悩みの種があり、シャーロットは自分の会社で働く息子のウィリアム(コール・ハンサー)のあまりのカッコばっか付けた様な物欲主義に信頼関係が保てない様子で、アリスの方はこれまたウィリアムに似たような長女のアンドレア(サナ・レーサン)が金ばっか追いかけたり、学歴を鼻にかけたりのやりたい放題…しかもこやつら家庭がお互い結婚しとるってのに不倫なんぞかましてるビア〜ッチな訳だ!肌の色や身分の違いはあれ、そんな悩みを抱えた2人だからこそ何でも話せる仲なのだが…

タイラー・ペリーの作品は毎度の事ながら1人3役…つまり製作・監督・出演ってな感じで頑張りまくっちゃってます。

タイラーペリーの作品は、必ず“家族”がテーマになる。恐らく全くもって日本公開されないのは、その家族のドラマに映画らしいドラマチックな脚色や、ありえない奇跡というものが殆ど存在しない…つまり、“ありそうな日常=普通”という内容では興行的にどうかな?という部分も大きいと思う。そりゃ色んな理由はあるだろうけど、とにもかくにも全く公開されていないのは事実…

なんでだっつ〜んだよ。それこそナツメロみたいなヤツにセンチな気分になったり、賞を獲ったからっつって慌てて劇場に足を運ぶ作品ばっかに躍起になってる人達には、是非このタイラーペリーの作品を見てもらいたい。ドラマチックな内容じゃなくても、そこには痛々しいまでのREALや、思わずウンウン頷いてしまう程の同調や納得、そして「やっぱ愛だろ?愛!」的なベタ〜な部分に涙が溢れてくるんだよ。しかもこんなにコンスタントに毎年作品を世に送り出してるってのによ〜、ったく、もったいないよね、ホント!
  

それにこの作品は、これまでタイラーペリーが得意としていた“適度な笑い”が鳴りを潜め、結構なシリアスタッチで描かれている。当然、主役たちは女性であり、さまざまなスタイルが存在し、それを視点で“比較”出来たり、又、そこに絡む男性陣もまた言い味を出してるんだこれが。

でもこの作品に関して言えば、なんと言ってもアルフレ・ウッダードとキャシー・ベイツの存在感!要はね、日本で演技派の女優ってそれなりの“個性”があるいじゃないっすか。というか“毒”というか。もちろんこの2人にもそういった部分は大いに感じられるんだけど、もっともっと感じられるのが“ごく自然なリアリティ”っていうかさ。ま、個人的にはなんとも相変わらずな萌え萌え状態にトリップさせてもらったサナ・レーサンのヤなビァ〜ッチ振りもガッツリハマったといいますか…でもやっぱ複雑な心境だわな(笑)
     

自ら女装までして作品に登場してきたタイラー・ペリーは常に女性に対するリスペクトとアンチテーゼを作品の中からメッセージとして発信している様に思う。それは俺ら男性には分からないもっともっと深い部分に直撃するのかもしれない…でもね、俺ら男性でも、彼の作品は色んな目線で見たりしてるんですよ。

なるほど〜!とか、怖ぇ〜!とかね(笑)


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