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CrazyLegsに捧ぐ
『City of Men』
2008年07月29日(火) 00:20
『City of Men』

Nas … 彼のニューアルバム、皆さんはもう手にされたでしょうか?そうです、タイトルが無いアレですよ(笑)。っつ〜のもホントはリリースされる前の仮題は存在したわけですが、これがまた“まんま”すぎちゃって色んなトコからクレームが出るわ、しまいにゃリリースすら危うい!なんてトコまでいっちゃって。結局 “タイトル無し” っつ〜最強の対抗策にて落ち着いた訳ですな〜(笑)。

ところがそういった音以外の話題性も加勢したのか、ビルボードのアルバムチャートでは1位を記録!いや〜相変わらず強いね、NAS!それよりもなによりも、ビルボードの本チャートに当たり前の様にHIPHOP勢が名を連ねるって状況が時代の流れを感じさせるよホント(笑)

はい、ということで今回の作品『City of Men』行きます!

    

リオのスラム、ファヴェーラで育ったアセロラとラランジンハ。2人はガキの頃からいつも一緒だった幼馴じみの親友だった。アセロラには2歳の子供がいたが、どちらかと言えば子育ては面倒…ラランジンハとバイクで出かけては遊びまくっていた。そんな時、長い間行方不明だったラランジンハの父親が戻って来る…次第にアセロラとの距離を置くようになるラランジンハ、そしてアセロラは次第にギャングのパシリ的な事に首を突っ込むようになり、次第に悪の道へと入っていくが…

難しいところだ…

この作品を、あえて 『シティオブゴッド?』 としないのは大正解だと思う。いや、もちろんそれは前作との関係が明確で、その後のストーリーじゃないという意味だけではない。ただ、どうしても視聴者の頭の中には、嫌でも 『シティオブゴッドの…』 という部分は必ず存在するだろう。それだけあの作品 『シティオブゴッド』 は色んな意味でセンセーショナルだった作品と言える。

     

ならば今回、そのプロデューサー・スタッフ陣が終結し製作したこの作品はどうであろうか。元々は、シティオブゴッドのTVドラマ版として制作され、アメリカでも放送されたシリーズ物である 『City of Men』 の劇場版なんですが、『シティオブゴッド』 の様な “バイオレンス的要素” を期待する以上、かなりの退屈な作品になるであろうと思う。正直、あの作品を見て「スゴイ!」とか「感動した!」とか言ってる人々の大半は、少年が銃を乱発したりする日常や、アメリカ以外でもスラムは存在し、悪が蔓延している現状…といった部分に刺激されたのだと思うが、それってある意味 “アクション的要素” としての満足感だけの様な気がする。つまり、この作品を見て、「つまんない」と思う人達は、『シティオブゴッド』 を先に述べた感覚でしか捕らえていなかったという事になる…随分と偉そうな言い方で申し訳ないが(笑)

それだけこの作品は、“視聴覚的効果” といったシーンよりも、リオのスラムの日常…しかも住んでる人間それぞれに存在するドラマの中のたった一つにスポットを当てた作品だった様に思うんです。

バイオレンスって言葉を履き違えて楽しんじゃヤバいし、非日常的なシーンに麻痺しちゃダメなんだよ。だからこそ、リアルな表現や描写は、そこに存在する現実を認識する必要がある…俺らはぬくぬくと平和にどっぷり浸かってるんだから。

『Be Kind Rewind』
2008年07月25日(金) 19:21
『Be Kind Rewind』

未だアナログにこだわるボクちゃんは、どうしてもCDの購入がタイムリーでなくなってしまう。っつ〜事で久しぶりにタワレコで色々と物色し、ラキムのライヴアルバム(ブートじゃないでっ)とCL.SMOOTHの『THE OUTSIDER』 というアルバムをGET。RAKIMに関してはライヴよりも新曲4曲の方が興味しんしん丸だったんだけど、CLのアルバムがスゴぶるゴキゲン具合で!!!前作が正直イマイチ、イマニ、いや、イマサンくらいだったんでイチモツ…いや、一抹の不安もありつつの購入だったけど、タイトルどおりのDOPEなナンバーが続くカッチョいいアルバムでやんした。あ〜この勢いで早いトコPETE ROCKとのリユニオンも…ってなかなか難しいか

っつ〜事で今回の作品 『Be Kind Rewind』 だすっ!

  

ニュージャージーのスクラップ工場で働き、その中のトレーラーハウスで生活しているジェリー(ジャック・ブラック)。しかし彼は高圧電線に触れてしまい電波人間タックルのごときエレキングとなってしまう。しかも彼がいっつも入り浸っている近所のレンタルビデオショップのビデオが全て彼の電磁波のせいでオシャカになってしまうという事件が起きる。怒った店主である(モス・デフ)はジェリーを締め上げるが、店の商品が全てダメになってしまった現実はどうしようもなく、考えた挙句に彼らは “自分達で映画を撮る” というハチャメチャな行動に出る。記念すべき第1作目は “ゴーストバスターズ”だったが…

ハチャメチャです…最高です(笑)

ココ最近、やけに “パクリコメディ” が定番化してますよね、なんとか絶叫計画とかいったシリーズもあることだし(笑)。でもさ、それはあくまである程度の金をかけて、忠実に面白おかしくパクってるでしょ?そこいくとこの作品は、“アナログでパクり作品を撮る側” にスポットが当てられている訳で、テイストは全くもって違うのである。『ゴーストバスターズ』の他にも『ラッシュアワー』や『ロボコップ』、『ドライビングMissデイジー』や『ボーイズン・ザ・フッド』まで(大笑)、客のニーズに応えて撮っていくんだけどさ、も〜う大学の自主制作レベル以下の作品でなんともかんともおかしいんだよこれが!

   

モス・デフが出てなかったらスルーであった作品なんだけど、やっぱジャック・ブラックはノッてるよホント。最近では『ナチョ・リブレ』なんかもオモロかったしね。それに地味〜に大物も出演してるんですよ…ダニー・グローバーとか(笑)

基本はコメディ作品なんだけど、こんだけ今の世の中 “デジタル化” が進み、映像ソフトもDVDからブルーレイなんて小難しいものに発展し、いわゆる “レンタルショップ” もVHSしか置いていないと所なんて無い状態の世の中…でも本当に映画が好きで、昔から慣れ親しんだ “ビデオ” というソフトを楽しみに探しにやってくるアナログ世代やファンだって存在している事に対して、そして映画というジャンルを心の底から愛してやまない人達のパワーに対するエールの様な作品に感じる事ができると思います。

俺自身、今もレア作品発掘の為に、VHSワゴンセール等があると必ずといって良いほど覗かずにいられないディガーであるからして、この作品のタイトルにもある様に、もっともっとVHSに受けた恩恵を胸に、レンタルを返却する際は 『Be Kind Rewind(巻き戻して返却して)』を心がけたいと思ったわな(笑)


『Mad Money』
2008年07月21日(月) 21:06
『Mad Money』

Funkmaster Flex … ご存知NYのHIPHOP界で今尚第一線で活躍するDJですよね。ここ最近日本でもえらい勢いでMIXアルバムが売れまくってるDJ KAORIのNY時代の師匠的な存在でもある彼。そんな彼が最近の若手アーティストに対して苦言を呈している。
要は“レーベルにオンブにダッコ状態でちょいと売れたからって調子コイてんじゃね〜よ!”みたいな(笑)

流石だぜフレックス!同じような事を最近ICE-Tも発言してたけど、常に自分の立ち居地や役割や責任を見失わずにアーティストとして堂々とその存在感を保ち続けているベテランらしいご意見!決して長くやってることがスゲエって訳でもないけど、維持や進化がどんだけ難しいか、そしてそれを体言している人達がどんだけズゲエかってのは問答無用に証明されてる訳だもんね。

だから最近シーンは潤ってる割には “クラシック” と呼べるアルバムが少ないんだと思う。

さて、今回の作品はラティファが『SET IT OFF』以来、またまた久しぶりに銀行強盗やっちゃう『Mad Money』 です!

  

何の不自由も不満も無く順風満帆に暮らしていたブリジット(ダイアン・キートン)。しかし、ダンナのリストラで生活が急変!やるきなし雄ちゃんになりイラつきゴロつきアタリまくるダンナに期待する事も出来ず、自分自身で働かなければいけなくなる。しかし、特別な資格を持ってる訳でもなく、これまでバリバリ働いていた訳でもないブリジットにキャリアウーマン的ポジションが用意されるわけも無く、結局連邦銀行の “お掃除おばちゃん” となる。ところが、そこで出会ったニナ(クィーン・ラティファ)や、ジャッキー(ケイティ・ホームズ)と共に、どん底這い上がり計画を立てる…んなもん “盗み” しかないわな(笑)。当然のごとく、彼女達の職場は金がウジャってる “銀行” でR!彼女達はシュレッダーで廃棄処分される札束をゴッソリとくすねる計画を立てるが…

かつてヴィヴィカ姐さん達と一緒に銀行強盗を経験している(笑)ラティファが、『テルマ&ルイーズ』の脚本を手掛けたキャリー・クーリ監督の元で再び現ナマ盗んじゃおう!ってな作品になるよね。そう、俺の注目ポイントはそこしかなかった訳で、いくらケイティ・ホームズがこの作品のハリウッド・プレミアでアルマーニのドレスに身を包み夫のトム・クルーズと一緒に現れようが知ったこっちゃないっつ〜感じでした(笑)。でも彼女、この作品では終始ノリノリでとっても可愛かったっす(笑)

この作品、元々はイギリスで起こった事件を元にした、お約束の “ベイスド・トゥルー・ストーリー” な訳で、単なる主婦達が厳重な監視下の元で行われる紙幣管理システムをどう潜り抜け、まんまと金を盗むことに成功したかという点は緊迫感があるよ〜。日本で大ヒットを飛ばした『オーシャンズ11.12』シリーズなんていう大掛かりな泥棒作品もあるけど、こっちは完全アナログ! “歳喰ったキャッツアイ” 的視線で見ればホントに最高なんだよね!

   

これまで修羅場らしい修羅場を経験した事が無くても、考えてもいなかった底辺の生活を脱出する為には、今まで働かなかった脳が悪知恵を次々とひねり出し、今まで動かなかった体が驚くほどの行動力を見せ、今まで気がつかなかった本能が目覚め、今まではシッカリと認識していた筈の良心や善悪の判断がクラッシュする…いや〜、主婦って怖い!女って怖い!(笑)

ってかさ、彼女が “ラッパー” である事を知らない人も結構多いんじゃない?今の格闘技ファンが前田日明がプロレスラーだった事を知らない様に…怖いわな〜年月ってのは(笑)。思い起こせばプリンス・ポールのプロデュースでトミーボーイから『オール・ヘイル・ザ・クイーン』がリリースされたのが89年だもんよ。そんでスパイク・リーの 『ジャングル・フィーバー』 でさ、「デレデレと白人女連れてきてんじゃね〜ぞこのタコ!」的な態度でウェズリー・スナイプスに凄んでたのがスクリーンデビュー…いまじゃすっかり “女優” としての存在感も板についてまいりやした!

作り方によっては十分 “クライムサスペンス” としても通用する内容であるにも関わらず、実に軽快に、実に楽しく描かれている…かといって緊張感無しのだる〜い展開でも無い。正しくキャリー・クーリ監督の手腕だと思う。そう、簡単に言えばとっても面白い作品なんだわさ!

え?なんだかんだでとっ捕まって終わりなんでね〜のって?メタメタなハッピーエンドだよ!(笑)


『CLUELESS(クルーレス)』
2008年07月17日(木) 18:18
『CLUELESS(クルーレス)』

Positive K … 随分とお久しぶりです。ってか8日連続出勤という激務で、ただ猛烈に忙しかっただけですハイ(笑)。ってな事で久しぶりの休みである今日、ある大型ホームセンターに行った所、この時代に信じられないような曲が耳に飛び込んで来たわけです。俺は即効でその音が鳴り響くスピーカーの前に走ったんですが、なななんと有線放送などではなく、CDラジカセじゃ〜あ〜りませんか!しかも自らダビったんであろう真っ白ジャケの!

おいおいおい、誰だよ、こんなホームセンターなんかでPositive Kの“I Got a Man”なんて懐かしすぎるゴキゲンナンバーをブチかけてるナイスな輩わよおおおお〜!
Positive Kと言えばラティファ率いるFLAVOR UNIT MCSでもおなじみですが、俺が当時彼のファーストアルバムを購入し、ダチに貸そうとしたら、そのジャケ写を見ただけで「コレはハズレだろ〜!」と聴かずキライをブチかまされた苦い思い出が頭によみがえりやした(笑)

さ、んなこたいいとして今回の作品 『CLUELESS(クルーレス)』 行ってみましょ!

   

超リッチの家庭に育つシェール(アリシア・シルヴァーストーン)はPCの“着せ替え機能”でその日のファッションをチョイスし、颯爽とジープで出かけていくクソガ…いや、天真爛漫な女の子。そんなブルジョア嗜好のかたまりの様な彼女を誰より心配しているのが兄貴のジョシュだったりするのだが…。しかし、そんな兄貴の危ない感情もさておき、ダチのディオンヌ(ステイシー・ダッシュ)とマイペースに学校生活をエンジョイする彼女であったが、ある日学校に転入してきたクリスチャンに彼女は夢中になってしまう…

ステイシー・ダッシュといえばやはりデイモン・ウェイアンズとの『モ・マネー』が真っ先に思い浮かぶが、バッチリとビジネススーツに身を包むカッコイイキャリアウーマンを演じてたあの作品の3年後にこの作品で学生に逆戻り…流石にトランジスタな彼女の魅力だからこそ出来る若返りだったんではないかな。

    

最近ではココでも紹介した『BRATZ』といったガールズポップムービーなんてのもありましたが、“男だから…”という理由ではなく、正直オモロポイントや盛り上がり沸点ってのが皆無といいますか、一言で言えばいくらステイシー・ダッシュが出てようがつまんないんだわさ(笑)。

ま、実際の所はそれまでの活躍ぶりがイマイチだったアリシア・シルヴァーストーンを、俺らがガキの頃ウヒョウヒョ言いながらやらし〜目で見てたフィービー・ケイツ主演『初体験/リッジモント・ハイ』の監督であるエイミー・ヘッカリングが一躍スターに押し上げた記念作と言えばなんだか大そうな感じもするけど…どうだろ、女性の皆ちゃまの感想は真逆だったりするのだろうか…(笑)



『RESTING PLACE(レスティング・プレイス 安息の地)』
2008年07月09日(水) 07:20
『RESTING PLACE(レスティング・プレイス 安息の地)』

窪塚洋介 … 個人的にとっても好きな俳優だってことは前にも言いましたが、今回彼がレゲエDJとして初のアルバムである『卍LINE』をリリースしたの、皆さんご存知でしょうか?

役者として“台本”というものから発生するであろう任務や責任から開放され、ありのままの思いや考え…いや、彼的な言葉で言えば“ヴァイブス”を開放した感じの内容に仕上がっていると思いました。

ただ、やはり“デビューアルバム”であるのと、彼自身レゲエの世界に長く精通していた訳ではないので、驚くようなスキルや革新的なサウンドに覆われている訳でもなく、かなり色んな意味で“これから”ってな感じが強いですね。でもね、色んな事を経験し、もっと言えば“生き残ってきた”彼だからこその熱ってヤツはしっかり感じ取れる…きっとこれからも彼らしく、彼のスピードで“スローバーニング”を続けてってくれるでしょう。皆さんも機会があれば是非聴いてみてくださいな。

それでは今回の作品、『RESTING PLACE(レスティング・プレイス 安息の地)』いってみましょう!

   

1972年、遺族支援仕官として、亡くなったドワイト・ジョンソン中尉の遺体と共にジョージア州のジョンソン夫妻(モーガン・フリーマン&CCH・パウンダー)を訪れたレアード少佐(ジョン・リスゴー)。その日のうちに葬儀が終わり、墓地への埋葬に向かう彼らであったが、「黒人は黒人墓地に埋葬してくれ」という地元民からの苦情が出てしまう。人種差別丸出しの条例を盾に一歩も引かない住民に対し、こちらも軍の威信にかけても一歩も引けないレアードは、新聞社やかつてのジョンソンの部下などを訪問するが…

この作品は最近になって日本版DVDがレンタル開始になりましたが、製作は1986年、しかも劇場公開作品ではなくTV映画になります。そういえばCCH・パウンダーも出演していた 『ボイコット/キング牧師の闘い』 もそうですが、本国アメリカではこういった興味深い作品がTVで放映されている事がなんとも羨ましく、逆に日本では地道にDVD化を待つか、WOWOWに望みを託すか…といった事が現状。なんとも俺みたいな人種には根気と金が必要なジャンルであります(笑)

   

さて、本作ですが、アフロアメリカンの存在自体に対する根深い差別意識がベースにはあるものの、ストーリー自体はジョン・リスゴー演じるレアード少佐が、謎の真相究明に走る…といった構成になっている。つまり、モーガン・フリーマン&CCH・パウンダー演じるジョンソン夫妻の出番は少ない…なんとなくクリント・イーストウッドの 『トゥルー・クライム』 の流れを髣髴させる感じだ。

大きな力や圧力の前では人間が当たり前に備えている正義すら自由行使出来ない。戦争という屈折した世界で学ぶことは「何をしてでも生き延びろ」という悲しい現実が人間の心までネジまげてしまう。人種を疑った結果、大きな責任を負った人間がその責任を転移する…

正直ラストは 『トゥルー・クライム』 同様、あまりにもアッサリ感があったのは否めないが、HBOは本当にいい作品をリリースするな〜と改めて実感!

“臭いものにはフタをしろ”、“触らぬ神にたたりなり”…どちらも根本的な解決には直結しない。


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