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CrazyLegsに捧ぐ
『El Cantante』
2008年04月29日(火) 11:55
『El Cantante』

J-LO… ジェニファー・ロペスの事ですよね。俺が彼女を最初に知ったのは、ウェズリー・スナイプスとウディ・ハレルソン競演の『マネートレイン』という作品でした。ま〜なんともセクシーな“女優”さんだなと思っていたらあれよあれよという間にトップスターに君臨。でもね、俺は彼女の“歌”に関してはいつも思う事がある。というのもシングルがリリースする度に「毎度の事ながらJ-LOはカッコイイわ!」と思うんだけど、ことアルバムとなるとなんともつまんないんですよね〜。要は、シングルオンリーなアーティストという印象が強いんですよ俺の中では。

んなこたいいとして、プライベートでは今年2月22日、双子を出産した彼女。何やら最近TVと “リアリティーショー” ON AIRの契約を結んだとか。という事は彼女のアーティストとしての一面のみならず、妻、母親、その他プロデューサーとしてマルチに活躍する彼女の日常を除けるって事ですよね。なんとも興味津々です。

さて、今回の作品はそんな彼女がダンナであるマーク・アンソニーと競演した話題作 『El Cantante』 をご紹介します。

    

70年代のニューヨーク。プエルトリコから彼女のプッチ(J-LO)と共にやってきたエクトル・ラヴォー(マーク・アンソニー)。彼は飛ぶ鳥を落とす勢いでHITを飛ばすが、それに比例して “麻薬” に手を出していく。それでもプッチとの結婚した彼は益々歌い続けが、スポットライトから離れた彼はドラッグに溺れ、プッチとの仲も次第に崩れていく…

酒、クスリ、自殺未遂…結局はエイズに感染し、その合併症で43歳という若さで亡くなったエクトル・ラヴォー。スターにはありがちな絵に描いた様な破滅的な人生を送っていますが、映画の中ではこれらが生々しくもリアルに描かれているという事ではなく、カミさんであるプッチの視点から彼の人生を振り返るといった感じの流れになっています。

俺が以前NYのブロンクスに行った時、きっと駅から1歩出たらDOPEなHIPHOPが何処からろもなく聴こえてくるだろうという予想に反して、陽気なラテンミュージックが耳に飛び込んできたのを思い出す。HIPHOP発祥の地であるブロンクス…元々HIPHOP自体がアフロアメリカンとラティーノによる文化だっただけに、それも当たり前かと頷いたもんです。そんなラティーノにとってはHIPHOPと並んで生活の一部に存在するであろう音楽が “サルサ” 。プエルトリコの大衆音楽をベースに、スペインやアフリカ音楽等、様々なダンスミュージックと絡める事によって出来上がったラテン文化の象徴的音楽ですよね。

  

ちなみに、この作品でエクトル・ラヴォーを演じたJ-LO夫のマーク・アンソニーですが…俺自身この作品を見るまでエクトル・ラヴォーというアーティストの存在を知らなかったものの、後付けで調べた結果、これが結構クリソツなんですよ!いやいや、ホントに彼はなかなかの演技を見せていたと思えるものでした。歌唱力も変な吹き替えなど使わずに美声を疲労していますしね。ま、日本でも有名なリッキー・マーティンと共に、90年代のラテン系アーティストとして露出も大きかった彼ですから。彼の事は見た目『ダメになったウイリム・デフォー』とか思ってた俺だけど、反省です(笑)

サルサという人生賛歌を、“人生哀歌”として歌い続けたエクトル・ラヴォー。あくまでスタとして我侭に、歌いたい様に歌い、生きたい様に生き、そして悲しく散ったサルサキングを知る上では意味のある1本になると思います。

J-LOが主役ではなくても、『ドリームガールズ』でいうビヨンセ的立場で、目立ちまくりの目立ち過ぎず…ってな感じでとてもいいポジションにいた様な気がします。

ちなみに、この作品のプロモーションでは2人揃ってのアツアツ振りを見せていたご夫婦。なんともダンナは「一緒にツアーを回りたい」と言ってる様ですが、J-LOといえばまだツアーした事無し!彼女の熱烈なファンなら、ダンナがくっついてくる様なツアーよりもちろん彼女のピンを見たいに決まってるでしょうけどね(笑)



『Quentin Tarantino's Death Proof(デス・プルーフ in グラインドハウス』
2008年04月24日(木) 22:38
『Quentin Tarantino's Death Proof(デス・プルーフ in グラインドハウス』

クエンティン・ジェローム・タランティーノ … 彼ほど “らしさ” が作品に如実に表れる監督も少ない。例えば同じ台本、同じ内容の作品を10人の監督に撮らせたとしても、きっと彼の作品が一番 “誰が撮ったか一目瞭然” になるであろうと思うほどだ。

しかも彼の嗜好の中にはかなり大きいパーセンテージで “黒的” な色合いが存在し、俺達にとっては正に “一度で2度おいしい” 作品に感じる事が出来る訳です。

という事で今回の作品は、久しぶりにそんな彼の個性をモロに感じる事が出来る “超” が付くほどの上質な “B級娯楽作品” 『Quentin Tarantino's Death Proof(デス・プルーフ in グラインドハウス』をご紹介します。

    

舞台はテキサス州、DJであるジャングルジュリア(シドニー・ターミア・ポワチエ)は、ダチ達とバーでのダベりに花を咲かせていた。そんなプッシーキャットな彼女達にスカーフェイスの怪しげな男スタントマン・マイクが近づいてくる。彼はボンネットにデカデカとドクロのペインティングを施した不気味な車でホロ酔いで帰る彼女たちの車に正面から突っ込んでくるが…

映画監督が作品を撮る際、やっぱり自分自身が客として“見てきた作品・見てきた時代”なんてものは少なからずとも自身の作品にも影響が出ている筈だと思う。そこいくとタランティーノは自分でも「肌の色以外は黒人」なんつ〜ハレンチ発言もある位、70年代のブラックスプロイテーションムービーの影響をかなり受けている事は皆さんもごそんじの通り。そういった個人的嗜好を前面に出して撮ったのが『ジャッキーブラウン』…そして更に我侭度をMAXに表現したのが『キル・ビル』だった様に思う。

     

それらに比べ、話題性やキャスト陣も随分と控えめなこの作品は、“にわかタランティーノファン”にしてみれば、「彼のパワーも随分と落ちた…」等と感じたのかもしれない…果たしてそうか?いや、全然違うっていうか全然彼は変わってないよ(笑)。相変わらずの趣味嗜好をモロに反映した自分勝手な作品も、スパイク・リーもビックリな位の出たがり魂も、ファンキーな音楽やファッションも、グラマラスな女性陣も…。ま、個人的にこういったセクシーで一癖ある女性達が主人公として活躍する作品が大好きで、古くはラス・メイヤーの『ファスター・プッシーキャット・キルキル』なんかもマストな1本なだけに、流石タランティーノ!いいとこ突いてくるわっ!ってな感じなんですよね。

それに彼の作品は奇想天外なストーリー展開も特筆すべき点なんですが、やっぱりなんと言っても “おしゃべりシーン” に対する熱の入れようは毎回ハンパない訳ですよ。もちろんこの作品でもやたらと長いダベりシーンは用意されてるんですが、何と言っても見所はラストのカーチェイス!思わず「なんでそないなことすんねんっ!」というながれから「だから言わんこっちゃないやんけっ!」的な展開になり、「怖っ!ムチャクチャやんっ!」的結末になっちゃいますが、とにかくストーリーなんてムチャクチャな中、マッドマックスも真っ青な危険極まりないスタントシーンが堪能出来ます。いや、こういうのを何の予備知識も無しでDVDで見た人はきっと「掘り出し物」とか言うんじゃないですかね〜。

それから、ジャングルジュリアを演じているシドニー・ターミア・ポワチエですが、名前からも察しがつく様に、名優シドニー・ポワチエの娘さんなんですよ。

でもさ、最後の最後にカート・ラッセルは物凄いタコ殴りに会うんだけど…ご愁傷様です(笑)



『THE MARSH(レイクサイド)』
2008年04月22日(火) 21:24
『THE MARSH(レイクサイド)』

フォレスト・ウィッテカー … 現在、『ファンタスティック・フォー』や『バーバーショップ』の監督であるティム・ストーリーが、『Patriots』 というバスケの映画を撮ろうとしている。撮影は4月からの予定との事ですが、主演にはフォレスト・ウィッテカーに交渉中の様です。これまで数々のバスケ作品が撮られてきたが、はたしてフォレスト・ウィッテカーはどんな “コーチ・カーター” ぶりを発揮してくれるのでしょうか?

彼が日本で知名度を上げるきっかけにもなったのが、オリバーストーン監督の大HIT作『プラトーン』だと思うけど、俺が最初に見た彼の作品は、友達の家でウヒョウヒョしながらヤらし〜顔して見たジェニファー・ジェイソン・リーとフィービーケイツ主演の“毎度おさわがせします”…じゃなかった『初体験 リッジモント・ハイ』でした。

その後は俳優だけでなく、監督もこなす味のあるベテランとしてシーンに欠かせない存在となった彼。今回の作品は、そんなハードワーカーな彼がひっそりと出演してるホラー 『THE MARSH(レイクサイド)』 です。



毎晩の様に恐ろしい悪夢に悩まされる絵本作家のクレア。彼女はたまたまテレビで見た宿が、いつも悩まされる悪夢に出てくる場所ソックリである事に気がつき、現地ウェストモーランドを訪れる。案の定彼女はその屋敷で様々な怪現象に遭遇するが、超常現象研究家であるハント(フォレスト・ウィテカー)の協力を得て、謎の解明に乗り出すが…

好き嫌いで言ってしまえばそれまでなのだが、どうも俺にとって“ホラー・オカルト・スプラッター”というジャンルは好きになれないという事を改めて痛感する結果となった。簡単に言えば、この手の作品は見るものをいかに“怖がらせるか”というのが大きなポイントなんだろうと思うけど、その点では俺にとって殆どの作品が“大失敗”に終わってしまうからだ。一時期(今も?)やけにジャパニーズホラーなるジャンルが大流行で、立て続けに作品も製作されたが、TV放映がある時など見てみるものの、全く、全然恐怖を感じない俺にとっては退屈以外の何者でもない訳(笑)



もちろん俺にとってはフォレスト・ウィテカーが出ているからこその作品である事は間違いない訳だが、果たしてそのフォレスト・ウィテカーでなければいけないという理由も見当たらない(笑)。

とまぁ、なんだかケチョンケチョンな評価になってしまった感がありますが、決してフォローではなく“つまらない”作品ではないと言うことは言っておきたい。俺にとって “怖くない” 作品であっても、ストーリー展開的には決して退屈する様な駄作ではなかった様に思う。

ま、欲を言えばさ、たとえばなんだか怪しげで閉鎖的な街だからこそ、人種的偏見も強かったりだとか、『キャンディマン』じゃないけど、忌まわしき過去に関係する者がアフロアメリカンであったりとか、そういう黒的ムチャブリ感が存在したら、この作品の評価はガラリと変っただろう…もちろん、そこまで言ったら作品そのものが別モノになる気もするが…(笑)


『The Great Debaters』
2008年04月20日(日) 07:11
『The Great Debaters』

デンゼル・ワシントン…最近では 『アメリカンギャングスター』 も好評だった彼。主演作は、いつの間にかアカデミー候補の常連にもなっている気がする。でもね…同じ2007年に、同じデンゼル・ワシントンが、“自らの監督作品” を撮り終えている事が、何故こうも日本では話題にならないのか不思議なんです。主演作品は数多くあれど、自ら監督した作品は2002年の 『アントワン・フィッシャー 君の帰る場所』 以来(そういえばアントンフィッシャーも日本での評価や話題はイマイチだったよな〜。)久しぶりだと言うのに。しかし、彼はよっぽど “教育” に対して関心があるのか、再び教師の役を演じる事になっています。

今回の作品はもちろん、デンゼル・ワシントン久しぶりの主演・監督・プロデュースと1人3役で撮り上げた 『The Great Debaters』 をご紹介!



テキサスにあるアフロアメリカン大学 “ウィリー・カレッジ” で教壇に立つトルソン教授(デンゼル・ワシントン)は、生徒達の意識向上の為にディベート(討論)のクラブを発足する。トルソン教授の巧みな話術は、いつしか生徒達に言葉の持つ力を深く認識させ、考え、それを言葉に発する事の意義を感じていく。やがて力をつけた彼等の中から選抜されたジェームズ・ファーマーJr.(デンゼル・ウィテカー)、ヘンリー・ロウ(ネイト・パーカー)、ハミルトン・バーゲス(ジャーメイン・ウィリアムズ)、サマンサ・ブック(ジャーニー・スモレット)4人は、ディベートの大会に連戦連勝、ついにはナショナル・チャンピオンシップで名門ハーバード大学と対戦するまでになるが…

なんども言うが、彼ほどのキャリアや知名度を誇りながらも日本での劇場公開が無い作品もあるって事…なんつ〜か映画産業もかなりシビアになってきてるっていうかさ。特に大手・大物の作品なんかはある程度確実に集客が見込めないと採算採れないって感じなんでしょうね。だからといって小劇場でヒッソリと…なんてのはもっと採算あわねえ訳だし。



ま、んなこたいいとして、舞台は1930年代…当然の如く公民権運動が盛んになる以前であり、アフロアメリカンに対する差別も露骨だった頃、しかもテキサスといえばKKKの拠点もあった場所…。作品のストーリー自体、ブラックムービーの世界では既に同じようなモノが幾つも存在する様なもので、新鮮さや真新しさを感じる事は無い。ただ、この作品の時代背景が先にも述べたような黒人にとって最悪の時代だっただけに、単なる “教師と生徒の熱血サクセスストーリー” では片付けられない重みがあるのも確かだ。

警察署の前で抗議行動を起こすアフロアメリカン達を、銃を持って威嚇する白人警官…
焼き討ちリンチのあげく殺害され、木に吊るされるアフロアメリカンの遺体…

少なくとも “現代劇” では見ることが出来ないシーンである。そういったシーンを劇中に織り込むことで当時を状況を知るだけでなく、なんといってもこの作品はデンゼルはともかく “無名の主役達” がとてもいい演技を見せてくれていたのが印象に残りましたね。


『DATE MOVIE(最‘愛’絶叫計画)』
2008年04月17日(木) 21:14
『DATE MOVIE(最‘愛’絶叫計画)』

ショグ・ナイト…かつて西のモンスターレーベルであった “デス・ロウ” を築き、そして崩壊させた張本人(笑)ですが、かれがまたまた新しいレーベルを立ち上げるらしい…おいおい、大丈夫か?(笑)

レーベル名はその名もズバリ “Blackball Records” 。なんだかんだ言ってもかつてはDr. Dreをはじめとして、2pacやスヌープといったメンツを抱えていた彼…またHIPHOP界に “新しい波” を起こし、シーンの最前線に戻ってくるのだろうか、こうご期待!…いや、あんま期待しないぐらいがいいかも(笑)

さて、今回の作品はおバカな黒的映画といえば “〜計画” シリーズ!という事で 『DATE MOVIE(最‘愛’絶叫計画)』 をご紹介!

 

母ちゃんインド人(Meera Simhan)、父ちゃんアフロアメリカン(エディ・グリフィン)の間に生まれた、肌真っ白で超がつく程のメガトンボディが売りのジュリア(Alyson Hannigan)。恋人が欲しくて今日もガンガンにダンシング! そこで彼女は恋愛カウンセラーのヒッチ(トニーコックス)の所へ行き、恋愛に関するテクニックを伝授してもらう事に。まずは、ブリンブリンのカスタムカーショップで脂肪吸引や脱毛など、全身にドレスアップ処理を施し、ダースベイダーとして生まれ変わった…じゃなく、ピンプ・マイ・ライドなゲロマブ女性に生まれ変わったジュリア。さっそくねるとん番組で並み居るライバル達が死んでいく中、見事カッチョマンであるグラントに「第一印象から決めてました!」を宣言され、ちょっと待ったコールも無く見事にキッスオブファイヤーだったが…。

ウェイアンズ兄弟の『最終〜計画』シリーズ、去年の『EPIC MOVIE(鉄板英雄伝説)』、ほんで今回の『DATE MOVIE(最‘愛’絶叫計画)』がちょいと順番がズレて2006年度の作品。当然のごとく前述の作品達の様に、様々な映画のオイシイ所をパクるだけでなく、なんとも下品でオバカな感じにしっちゃっていおります。ま、今回のベースにされてるのは 『ブリジット・ジョーンズの日記』 なんだけど…



どうなんだろう…“好きずき”って言ってしまえばそれまでなんだけど、個人的にはなんともこの手の作品が…大好きなのである。次から次へとこれでもかという “エログロ” なギャグが怒涛のラッシュを欠けてくるだけでなく、ちょっとした小物なんかでも笑わそしてやる!っていう製作者サイドの気合が伝わって来るんですよね。

『ロード・オブ・ザ・リング』、『プリティウーマン』、『ミート・ザ・ペアレンツ』、『ミスター&ミセススミス』、しまいにゃトドメに『キングコング』まで。個人的には 『キル・ビル』 のしつこさが妙に笑えたけど…(笑)

しかし…ホントにカーメン・エレクトラはこの手の作品には欠かせない存在であると同時に、ラジー賞の常連にもなったよな〜。スゲ〜綺麗なのに(笑)


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