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CrazyLegsに捧ぐ
『Revolver』
2008年02月28日(木) 00:01
『Revolver』

マドンナ…俺が中学生に入ったばかりくらいの頃、『ライク・ア・ヴァージン』 を皮切りに爆発的なHITを次々に飛ばす超人気アーティストとなった彼女が、この度 “Rock and Roll Hall of Fame(ロックの殿堂)” のセレモニーで表彰される事が決まったという。映画の世界ではラジー賞の常連であるにも関わらず、なんだかんだで数々の作品に出演。ショーン・ペンとの離婚後も、将来を嘱望されていたガイ・リッチーと再婚…しかし、夫婦で撮った『スウェプト・アウェイ』 は色んな意味で散々な結果に終わったのはまだ記憶に新しいところ(笑)

っつ〜事で今回の作品ですが、その “マドンナの旦那” が撮りました『Revolver』です。

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ラスネガスでガッツンガッツン連勝街道を驀進していた無敵のギャンブラーであるジェイク(ジェイソン・ステイサム)と、その賞金を管理する兄のビリー。ある時ジェイクは、カジノのオーナーでもあり、悪の世界でも超大物である実力者、ドロシー・マーハとのカードゲームに招待される。オーナーでもあり、自らもギャンブラーなマーハは、これまでの勝負では無敗…というのも誰もが彼にかつことで後々とんでもない報復が待っている事を恐れ、皆ビビって勝ちを譲っていた状態なのだ。ところがそんな大物であるマーハに対しても、全く空気を読まずにガンガン勝っちまった真剣師ジェイクは、結果ガッチリと目を付けられる存在になってしまう…

ガイ・リッチー…『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 を見たとき、なんと巧妙!なんと軽快!なんと複雑!なんと明快!と一瞬のうちにファンになったのを覚えている。皆がどうだったか知らないが、続く 『スナッチ』 も大大大好きな作品の一つに上げれる程、期待を裏切らなかった…が、3作目の『スウェプト・アウェイ』 ではズッコケずにはいられなかったのも事実(笑)

そのズッコケ具合が響いたか、この作品、2005年のものであるにもかかわらず、劇場公開はおろか、いまだDVDすら発売されていない始末…おいおい、天下のガイ・リッチー作品だぜ?そりゃ天下のガイ・リッリーだぜ?『スウェプト』と同じ失敗は繰り返さないだろうよ!しかも登場人物は主人公にジェイソン・ステイサムだろ?今でこそ色んな作品でチョイチョイ日本でもおなじみになってきた彼だけど、元はといえばリッチー一家でしょ!よっしゃ〜、準備OK!さぞかし奇想天外なオモシロ作品に仕上がったんだろうよおお!と期待に鳩胸で見ましたよ〜!

いや〜ビックリしたぜ…かなり評価が微妙なんだわ(笑)。ガイ・リッチーファンの俺は十分満足しているのに、映画ファンの俺がスゲエ酷評したがってるんです(笑)



実際この作品は公開するまでも色々とトラブル続きで、リュック・ベッソン等の協力もあり、なんとか公開までこぎつけても興行的には散々だった作品なんですよね〜。いや、もちろんココでこの作品を紹介するのは決してガイ・リッチーやジェイソン・ステイサムというキーワードではなく、あくまでアンドレ3000の出演という部分が大きかった訳だけど、当初はホンのチョイ役だろうと思ってたけど、十分な役どころだった事が救いかな。ま、実質的には彼よりもテレンス・メイナードの方が画面に映ってた時間は長かったかもしれないが。

今、密かに流行りの 『プチ・アニメーションシーン』 なんかもあり〜の、結末が読めない展開もあり〜の、音楽もまたカッチョいい〜の、ホントにお世辞抜きで随所にガイ・リッチー“らしさ” というか、COOLなテイストが沢山散りばめられてて凄くカッコイイ映像が続くんだよ。笑いの要素は随分と控えめになっているとはいえ、遊び心も満載…つまりとってもガイ・リッチー作品らしい作品なんだよな〜。

でもイマイチな感じも否めない…要はさ、きっと “映画をマジメに考えすぎてきた” んじゃないかなと思うんです。もっとハチャメチャで好き放題やってたと思うんですよ。「こんなんしたらオモロイやろっ!んで更にこんなんしたらもっとオモロイやんかっ!」みたいなオモロさがあった。でもこう何本も映画を撮り、しかも徐々に評価が下がってきている中、「ん〜、このままじゃイカン!」ってな感じでスゲエ考えて考えて、自分の中に存在してた “映画とは?” 的な部分を一旦ゼロに戻しちゃった感じすらする。そして、結局映像的な “彼らしさ” は残っちゃいるものの、そこに一番必要だった作品としての “彼らしさ” が随分と影を潜めちゃった様な気がするんです。

クールな作品は確かに見ててカッコイイし憧れる…でももっと彼は “ファンキー” でいていいと思う。



『The Jacksons: An American Dream』
2008年02月26日(火) 00:14
『The Jacksons: An American Dream』

マイケル・ジャクソン…彼の大HITアルバム 『スリラー』 が発売されてからもう25年が経った。それを記念して発売されたのが 『スリラー 25周年記念リミテッド・エディション』 。残念ながら俺はまだ未聴なのだが、デジタルリマスターされた音質はかなりゴキゲンな感じらしいし、エイコンやファーギーもフィーチャーされていて、かなり興味をそそられるのも内容になっている様です。

しかし、肝心な本国の方では、このアルバムは 『オールディーズ・アルバム』 とみなされる為に、チャートに入らない事態が起きているらしい。いくらデジタルリマスターといっても別に以前のアルバムを “まんま” 焼きなおしている訳でもないのに…と若干同情してしまいましたが(笑)

さて、今回の作品は、そんなマイケル・ジャクソンが幼少の頃に兄弟と共に活動していた “ジャクソン5” のお話 『The Jacksons: An American Dream』 です。

    

ジョセフ・ジャクソン(ローレンス・ヒルトン・ジェイコブス)と、その妻キャサリン(アンジェラ・バセット)との間に生まれた子供達、ジャッキー(バンパー・ロビンソン)、ティト(シャキーム・エバンズ)、ジャーメイン(アレックス・バラル)、マーロン(フロイド・ロジャー・メイヤーズJr)、マイケル(ジェイソン・ウィーヴァー)の5人は、父親の影響からか次第に音楽に興味を持ち始め、ジェセフは彼等に音楽活動をさせることを決断し、『ジャクソン5』 としての活動が開始。次第にタレントショーなどの舞台で脚光を浴びていく。彼らは60年代後半になると大手レコード会社の “モータウン” のオーディションを受け見事合格…スター街道を驀進していくのだったが…。

この作品はアメリカのABCテレビで放送された作品で、日本では2本組みのビデオになりました。元々はモータウンのプロデューサーであるスザンヌ・ド・パッシーとジャーメイン・ジャクソンがらみで製作されたとかなんとかだったと思います。ちなみ2本で5時間くらいあったと思います(笑)。キャスト陣も今考えれば豪華なモノで、アンジェラ・バセットやテレンス・ハワード(青年期のジャッキー)も出演してますし、マイケル・ジャクソンを演じていたのが、最近 『ドラムライン』 等にも出演しているジェイソン・ウィーヴァーで、これはマイケル本人による抜擢だったそうですよ。

  

実質的にモータウンの稼ぎ頭だったシュープリームスからその地位を奪った形になる程の人気を誇っていた彼ら。ジャクソン5名義のアルバムなど聴いたことがないという人でも、必ず “ABC” “I'll Be There” “The Love You Save” といった、ザ・コーポレーションのプロデュースによる初期の “モータウン・ソウル” 系 HITは耳にしたことがあると思います。特にマイケル・ジャクソンは、この頃からソロ活動を平行して行ってたんですよね。

といっても、決してその後の彼が順風満帆だったとは、今の状況を考えればとても言えない訳でして、むしろ未来に起こりうる数々の裁判や、繰り返される整形手術や奇行といった、大よそ音楽とは関係無い話題を世界に提供していく事になるとは思いもしなかったでしょう。

日本でも割りとそういった部分の話がちらほらある様に、物心付く前に華やかなショウビズの世界に足を踏み入れ、又、巨額な富を築くスターになった場合、本人だけでなく、彼らを取り巻く周囲の動きやモラルも平行して乱れていくものなんですよね。色々なインタビューや書籍でも明らかになっている様に、マイケル・ジャクソンの、一部異常とも思える嗜好や行動は、ある意味この頃の生活や状況の中で形成されてしまった悲しき産物なのではないかなとも思います。

当然、彼らは完全にモータウンの中で “飼われていた” 様な立場であり、そこには行動や言動だけでなく、音楽に対しての発言権など無く、レーベルの意向に従うしかなかった彼らの人気は、時代と共に変化を見せ始める訳です。モータウンとのいざこざもあり、グループ名を “ジャクソンズ” にしてまでCBSレコードに移籍し、なんとか70年代を乗り切ったものの、結局は 80年代に入り “キング・オブ・ポップ” の照合を得る不世出のスターとして活動していくのはマイケルのみとなる。

しかし、彼らの存在や残された楽曲自体が品位を落とすような事は無い…。そのクラシックの数々は今後も永遠に朽ちる事無く、人々の耳に、胸に染み込んでいくに違いない。


『Talk To Me』
2008年02月24日(日) 12:22
『Talk To Me』

ドン・チードル…最近では日本でも彼の姿をスクリーンで見る機会がホントに多くなってきました。

『ホテル・ルワンダ』
以降、こういった社会問題にも興味が出たのか、最近では『オーシャンズ…』シリーズで競演したジョージ・クルーニーと共に、スーダンのダルフール地方で起きている虐殺に対する資金援助や関心を促す活動などが認められ、平和賞を受賞。それからマイルズ・デイビスの伝記映画で本人を演じるかもしれない…なんて話題も満載な彼。

という事で、今回の作品は、そんなドン・チードル2007年の作品であるにもかかわらず、残念ながら日本公開されなかった傑作、『Talk To Me』です。

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1960年代、朝鮮戦争から帰還したと思ったら、強盗罪で投獄…ムショの中で人気者DJとなったピティ (ドン・チードル)。そんな彼を、たまたま弟(マイク・エプス)の面会に来ていたラジオ局に勤めるデューイ(キウェテル・イジョフォー)が挨拶程度の会話をした事からピティの人生は変っていく。出所後、彼は恋人のヴァーネル(タラジ・ヘンソン)と2人でデューイの勤めるラジオ局WOLに就職活動に行くが、受付でファンキーに踊り始めるという破天荒なアピールも空しく、反感をかっただけに終わったが、その後のデモ活動(笑)の甲斐もあってなんとか首をねじ込む事に成功したピティだったが…

ラジオDJの映画と言えば、ロビン・ウィリアムズの 『グッドモーニング・ベトナム』 なんて作品もありましたが、共通している点はDJという職種だけでなく、この作品でドン・チードル演じるラルフ・ピティ・グリーンも60年代に実在した、いわゆる “ベイスド・オン・トゥルーストーリー” な訳です。

公民権運動が盛んだった時代からもわかる様に、人々…特にアフロアメリカンが求めていたモノってのは “綺麗言” でも “建前” でもない、“生の声” であり、それをオブラートに包まずに送り続けるピティは、時代の代弁者だったのかもしれない。当時は未だ、ブラックスプロイテーションムービーの波も到来していない頃…当然庶民の娯楽…というかはけ口の矛先も限られていた様な中で、身近なラジオの存在は予想以上に大きかったのかもしれない。

元犯罪者で教養がある訳でもない…スラング交じりの毒舌トークだけが売りのピティと、スーツとネクタイに身を包み、サラリーマンという立場で生真面目に働くデューイ。一見S極N極の彼らだが、結局はラジオという同じフィールドの中での考えや目的、目標や希望は同じベクトルである事に変わりない。ぶつかり合うほどになんとか…とは昔からよく言うが、自分とは違うからこそ、どこかで誰よりも認めたがり、どこかで誰よりも羨ましかったりするのかもしれない…どんなに殴り合っても、どんなに腹が立っても…。

     

又、ピティの傍で何かとフォローをするファンキーフォクシーレディが、タラジ・ヘンソン。『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』でアリシア・キーズと一緒にぶっといライフルをブチかましてたあの女優さんです。見事なフカフカアフロに、60年代バリッバリのファッションに身を包み、ファンキーかつ重要な役を存在感タップリで演じてました。それからスコアをスパイク・リーの作品でも “裏の顔” とも呼べるテレンス・プランチャードが努めているけど、それよりもなによりも劇中を飾る数々のファンキーナンバーは正に捨て曲無しのHITメドレー!最高です!

53歳…ちょっと早かったよね。どんな言葉を使って表現しようが、“真実はモノホン!”、そして人々の心をうち、人々の記憶に残る…。


『METRO(ネゴシエーター)』
2008年02月22日(金) 00:01
『METRO(ネゴシエーター)』

エディ・マーフィー…正直好きになれない(笑)

1993年にモデルのニコール・ミッチェルと結婚し5人も子供つくって2006年に離婚…。んでもって2007年に元・香辛料…いや、スパイスガールズのメンバーであるメラニー・ブラウンとの間にも女の子が1人…。彼女とはすったもんだがあって少しは懲りたかと思いきや、2008年元旦に、今度は映画プロデューサーのトレイシー“ベイビーフェイスの元妻”エドモンズと挙式…したと思ったら即効でコレを無かった事にしちゃうという大物ぶりを見せ付ける始末…。いくら婚姻届は提出していなかったとはいえ、ポリネシアのボラボラ島だかなんだか知んないトコでキッチリ親族呼んで宣誓の言葉まで交わしてるってのによ〜(笑)

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その他にもシャウン・ロビンソン、タマラ・ムーア、それにそれにそれにハル・ベリーとまあ何ともムカっ腹立ちまくりのプレイボーイ振りを見せ付けてる彼ですが、さてさて映画の方は…今回の作品は 『METRO(ネゴシエーター)』 です。

サンフランシスコ市警に勤務するスコット・ローパー刑事(エディ・マーフィ)は、敏腕の交渉人としても数々の事件において成果を発揮してきた。ある時、彼とはフットボールファンとしても気心しれた親友でもある同僚のサム警部補が殺害される事件が起きる。彼は宝石強盗の参考人として目を付けていたコーダ(マイケル・ウィンコット)を調べていた矢先だった。現場の外にいながら彼を助けることが出来なかったスコットは自分を悔やむが、コーダは彼の苦悩も知ったこっちゃないとばかりに宝石店に強盗に入る事件を起こすが…。



原題の“地下鉄”に対して邦題の“交渉人”…この時点でかなりの不安材料もあったのだが、フタを空けてみればなんとも “エディ・マーフィーらしからぬ” 佳作だったと思う。というのもエディ・マーフィーの作品=コメディという図式が当たり前の中、この作品は一応 “シリアス” を突っ走ろうとしている訳で、笑いの要素は殆ど無く、面白おかしくマシンガントークをブチかますエディを期待して見る人達にとってはなんともドッチラケな作品なんです。もっと言えば、この作品でこの訳をエディが演じる必要性が…無い(笑)

んじゃ何故 “佳作” と思えるのか…そういう “こうあるべき的” 先入観を取っ払って見た時、十分な満足感を得る事が出来るから…という単純な理由に尽きます(笑)。実際にシフトチェンジの実験的な部分も多少あったのかなとも思うけど、これは完全に興行的にも自分的にも失敗だったんでしょう(笑)。だって翌年には『ホーリーマン』、『ドクタードリトル』、その後も『ナッティ・プロフェッサー』の続編というように本路線の作品に着手していくことになる訳ですからね。

んじゃなにが良いのか…簡単に言えば、“ハズしてるトコ” ですよ(笑)。それに、なにかと黒的作品に縁があるマイケル・ラパポートが狙撃手のチョイチョイのチョイ役として登場してたりする所も俺らのマニア心を擽るんだなコレが(笑)

坂道の多いサンフランシスコの街中をカーチェイスしたかと思いきや、街中を走る名物でもあるケーブルカー(あのほら、よく見るじゃん、ウジャウジャ人が乗ってる電車みたいなヤツに更にパっと飛び乗ったりしてる映像)を巻き込んで、キアヌ・リーブスの『スピード』もまっ青な大盛り上がりシーンに突入(笑)。エディ・マーフィーというビッグネームが主役の作品であるにも関わらず、かなりのチープ臭が充満している現実…ま、それがある意味逆に良かったりして。要するに “B級作品” なんですよコレが(笑)

彼の作品の中でも、割と “ひっそり感” が強い所だけは好感が持てる…かな(笑)


『30 DAYS(ROUGH BOYZ ラフ・ボーイズ)』
2008年02月20日(水) 19:25
『30 DAYS(ROUGH BOYZ ラフ・ボーイズ)』

ジャーメイン・デュプリのHIPHOPレーベル “So So Def” 。その初期を支えたフィーメールラッパーであるダ・ブラット、ご存知ですよね。“Give it 2 you” などのHITでも知られる彼女は、生き残りが厳しい“女性ラッパー” の世界で、一時期の勢いは無いもののコンスタントに(っていうか地道に)アルバムリリースをしてます。映画の世界ではシャキール・オニールの 『ミラクル・アドベンチャー/カザーン』 に本人役で出てたり、マライア・キャリーの 『グリッター きらめきの向こうに』 にも出てました。

今回ご紹介する作品は、そんな彼女も出演しているドラマ 『30 DAYS(ROUGH BOYZ ラフ・ボーイズ)』 です!

     

ラッパーを夢見てはいるものの、ちょいドロップアウトぎみの兄貴、そして母親と暮らすドネル(ヒル・ハーパー)は、NBAを夢見るバスケ青年。そんな彼も出場したハイスクールのバスケット対抗試合で乱闘騒ぎが起きてしまう。彼のアフロアメリカンチームの相手は全て白人の高校であった為に、差別的な発言や行動がきっかけでの乱闘だった。全員しょっぴかれた挙句、裁判所が下した裁定は、全員半年間の奉仕活動、そして乱闘のきっかけにもなったドネルとロバーツ2人には、30日間お互いの居住区での生活という厳しいものだった…

まず最初に…ジャケットには大大的にダ・ブラットが写っているが、彼女の登場は精々15分位…知名度がある彼女をあたかも主役級に思わせる様な戦略はいかがなものかと思う。最近多いでしょ、この手のDVDが…

        

そんな感じで乱発されている様な “コテコテギャングムービーを髣髴させるジャケット”…これまでの悪夢が一瞬頭をよぎるが、あくまで俺のモットーは “根こそぎ” 。当然のごとくレジへ直行した訳だが…

これが結構な掘り出し物であった!

バスケ、ストリート、ギャング、といったよくある謳い文句など必要無い位、本質的なベースは “マイノリティ” と “コミュニティ” である。もちろん娯楽作品であるが為に、バイオレンスやスピード感は必要であり、そういった要素も十分用意はされている。ただし、登場人物たちが何気に話す会話や現状説明など、社会問題をさりげなく風刺してたりするから興味深い。

しかし、アメリカの未成年に対する裁判は単なる “投獄” “再生指導” ではなく、奉仕活動を始め、社会的体験等、日本とは大きく違う事を痛感する。いきなり「んじゃアンタは黒人だから、白人の家に30日間お世話になりなさい!」なんて言われたら…

偏見と先入観だけでその存在定義を決め付けていた彼らが、実際に “そっちの社会” に足を踏み入れ、人々に触れ、そして危険に晒され、暖かさを与えられる事で初めて解る本質…。逆に言えば、踏み込まなければ解らない部分はとてつもなく大きい…でもその先には必ず “共感” が生まれる。

アプローチの仕方や、ストーリー展開…共に “よくある作品” レベルではない新鮮さや深さがあるオススメの作品ですよ。


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