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『SPARKLE』
2013年02月25日(月) 00:24
随分遅くなりましたが。2月11日はホイットニー・ヒューストンの命日でしたね。先日、WOWOWでON AIRされた昨年10月11日にロサンゼルスのノキア・シアターで行われた『ホイットニー・ヒューストン追悼コンサート We Will Always Love You』…お春苺姉さんのプレゼンでスタートしたこのコンサートは、ジェニファー・ハドソン、ブリトニー・スピアーズ、セリーヌ・ディオン、LLクールJ、タラジ・P・ヘンソン、アッシャー、シーシー・ワイナンズ、ヨランダ・アダムスといった蒼々たる顔ぶれのスター達がコメントやパフォーマンスで華を添えました。

会場のファン皆が一緒に彼女の歌を歌い、涙してる姿を見て、改めて彼女の存在価値みたいなものを感じたし、冗談抜きでドバドバ泣きながら見てた俺自身、彼女の懐かしい映像や一番輝いていた頃の歌声を聴いて、陳腐な言い方ですがそのハンパない上手さにホンットにホンットに感動したんですよ。だから尚更彼女が残念な形でこの世を去った事が歯がゆく、残念でなりません。天国の彼女を皆で称え、皆で感動し、皆で懐かしんだ素晴らしいコンサートでした。

っつ〜事で今回の作品はホイットニー・ヒューストンが1996年『天使の贈り物』以来約16年ぶりに出演し、女優としての彼女にとっては遺作となってしまった『SPARKLE』をご紹介!

1968年デトロイトに住む3姉妹シスター、ディー、スパークル。長女のシスターはクラブで歌手として歌い始め、スパークルが彼女に曲を書いていた。しかし熱心なクリスチャンである母親の絵エマはそんな娘達の行動が心配であり反対していたが、ある日スパークルは音楽マネージメントの仕事をしているスティックスと知りあい、姉妹でデビューの話を持ちかけられるが…

映画を見る前にサントラの方を聴いてたんですが、この作品の主演でもあるジョーダン・スパークスとのデュエット曲でRケリーのプロデュースによる“セレブレート”と“ヒズ・アイ・イズ・オン・ザ・スパロウ”の2曲をホイットニーが歌ってます。その他にもシーローグリーンやカーティス・メイフィールド。勿論映画に出演しているカルメン・イジョゴやジョーダン・スパークスのソロも収録されております。

さて、映画のほうですが、勿論ホイットニーがああいった残念な形で亡くなってしまった後であり、しかも彼女自身が構想を暖めて、自らも製作として参加した思い入れの強い作品だけになんともいえない心境での視聴となった訳ですが、とりあえず3人姉妹のサクセス物という事や年代なんかからも今風に言えば『ドリームガールズ』的な作品ではあります。っつかこの作品は1976年に、『フラッシュダンス』で有名になったアイリーン・キャラ主演で公開された映画のリメイクなんですが、そっちの方もココでは既に紹介しておりました。

タイトルにもなっている女性スパークルを演じるのが、“アメリカン・アイドル”のシーズン6で優勝したジョーダン・スパークスなんですが…すいません、俺このアメリカンアイドルって1度も見たことがありませんwww。超個人的な感想なんですが、当然そんな人気番組の優勝者イコール実力者である事は間違いなく、この作品でも見事な歌を披露しております…が、主役であるにも関わらず、いまいちインパクトが弱く、むしろカルメン・イジョゴの引き立て役的にすら感じてしまいました。やっぱり“映画”である以上、演技や表現力、存在感なんて部分も当然求められる以上、やっぱり物足りなかった感が…。キャリアって事も当然影響するけど、ジェニファー・ハドソンなんてその点素晴らしかったんだな〜と改めて思ったりする訳です。

なもんで、カルメン・イジョゴはマジ素晴らしかった。3姉妹の中で最も浮き沈みが激しく波乱万丈な役どころ故にいろんな意味での幅広さを魅せてくれました。それから3人姉妹の中では完全に縁の下の力持ち的役割で目立つことも無かったチカ・サンプターだけど、この人もまたとっても要所要所でスパイスになってたなと…『ストンプザヤード2』なんかにも出てましたわな。

ただし、ここはドライに言っちゃいますけど、俺の中では“ホイットニーの遺作”という複線が無ければイマイチな作品だったかなと正直思います。なんだかあまりに淡々としていて“聴かせる作品”に終始しちゃった感があるっつ〜か…ね。

さて、ホイットニーですが、これも個人的な感想になっちゃうけど、様々な苦悩やトラブルに見舞われた人生を経験してきた“貫禄”と底知れぬ“慈愛”が伝わってきたというか、心配してた疲れきって衰弱した彼女の姿はそこには無かった様に思います。勿論、ハンパない思い入れで望んだ作品なだけに色んな意味で賭けてたと思うし、少しだけ疲れた声も逆に彼女が歩んできた苦難の人生を物語ってるかの様で…ちょっとだけ、この作品での彼女みたいに、ず〜っと教会で歌ってた方が幸せになれたんじゃないか…なんて寂しさがこみ上げてきたりしたもんです。

この作品もそうだけど、クソみたいな男に人生をムチャクチャにされる女性は多い。勿論その逆もあるんだろうけど、金や名声に群がってくるクソ野郎のせいで狂わされる女性の姿を見るのはなんとも辛い…けど、“何故そんなヤツを好きになる?”って部分も男にはわからない女性の性なんでしょうかね。ホイットニーの人生も“もし…”って部分が大きいだけに、色んな事がオーバーラップしてしまう作品であり、彼女自身がショウビズ界で成功するまでにどんな思いで歌ってたか…なんて事をぼんやり考えたくなりました。エンドロールで素晴らしい声を聴かせてくれたジョーダン・スパークスを、客席から涙ながらに見守るホイットニーの姿に、マジで泣けてきました。

元々は飛行機事故で亡くなったアリーヤを主演にする話があった作品…天国で会ってるんでしょうかね。そう願いたいものです…マジ永遠、マジ伝説。


『make it funky!』
2013年02月05日(火) 00:45
Big Daddy Kane、個人的に好きなラッパー5本の指に入りますwww。そんな彼ですがアルバムは1998年にひっそりとリリースされた『Veteranz’ Day』以降、とんとご無沙汰状態でしたが、ついこないだDJプレミアと制作した“28 Bars Of Kane”って1分ちょっとの曲を発表しました!これはNIKEのAIR JORDAN28の発売記念でリリースされたみたいなんですが…これがムチャクチャカッコいいんですよ!前々から言ってるけど、ケインやラキムは丸々1枚、オールプレミアでアルバム作ってくんないかな〜と!

んなこと思ってたらなななんとケインが新たに“ラス・サパー”ってなグループを結成したとの事!どうやら生バンドっぽいっつ〜事ですが、19年振りの新作、楽しみですねええええ〜!

っつ〜事で今回の作品は『make it funky!』をご紹介!

2004年4月27日、ニューオリンズで行われたあるライヴを中心に、開催地であるニューオリンズの音楽に纏わる歴史などにスポットを当てたドキュメンタリー作品がコレ。

出演アーティストはアート・ネヴィル、アラン・トゥーサン、ファンキー・ミーターズ、ネヴィル・ブラザーズ、ダーティ・ダズン・ブラス・バンド、アール・パーマー、スヌークス・イーグリン、ロイド・プライス、ディキシー・カップス、アーヴィン・メイフィールド、ウォルター・ウルフマン・ワシントン、カーミット・ラフィンズ、ジョン・クレアリー、ヘンリー・バトラー、ビッグ・チーフ・モンク・ブードゥルー、ビッグ・サムズ・ファンキー・ネーション、トロイ・アンドリュース、ボニーレイット、ジョニー・ラングの他に、ストーンズのキース・リチャーズなんかも出演してます。

さて、ライブの方はといいますと、カーミット・ラフィンズとアーヴィン・メイフィールドとトロイ・アンドリューズのペットからスタート。正にタイトル通りのご陽気そのものでノリノリで御座います!移住者が多い土地柄も影響し、ジャズをベースにラテンやカリビアンのエッセンスをタップリ盛り込んだFUNKYなニューオリンズジャズは否応無しに踊りたくなるもんです!現に会場に詰め掛けた観客も総立ち、ビッグファットママも腰クンクン振っておりましたwww。

“バー・デュイデュイ”なんてファンキーチューンにはヤラれますよホントに!それに個人的には“ピアノ”なもんで、特にニューオリンズといえばファッツ・ドミノとくるでしょ?なもんで、アラン・トゥーサンの語りやパフォーマンスにはシビれましたね〜!軽〜く歌ってるってのになんとも重量感タップリな歌声を聴かせてくれたアーマ・トーマスとのジョイントも最高でした!伝説のギタリスト、スヌークス・イーグリンやウォルター・ウルフマン・ワシントンの“ベアフッティン”といったロックンロールナンバーもカッチョ良かっったな〜!ジミよろしく“歯”で弾いてたよ歯でwww!んでラストの方ではキースが出てきたんだけど、なる程彼がどういった音楽を聴き、影響され、今のスタイルが出来上がったかなんてのが数十分で感じれちゃう…みたいなステージでした。ま、彼に関しては『キャデラックレコード』でも十分“こっち寄り”って事、紹介されましたからね。

それからなんつってもボニー・レイット!超〜カッコいいんだわさ!なんつ〜かいい感じの年輪から来るやさぐれ感といいますか、素敵だったな〜!…っつか陳腐な賛辞のオンパレードになっちゃってすいませんwww。

それから映画なんかでも見たことがある方もいらっしゃると思いますが、向こうで誰かが亡くなった際、街中を親族が練り歩きますよね、んで何故かその後をご陽気なパレードが続くでしょ?いわゆる“セカンドライン”ってヤツなんですけど、この作品で“スネアドラムとベースドラムの4つ打ちリズム”の事って意味も含まれてるって知りました。

それに昔アフロアメリカン・アフロカリビアン達は保険に入れなかった為、自分達で支援組織を作り、会費を納めた者に対して様々な支援を展開…勿論その中には葬式でのバンド演奏なども含まれていたとか…ドキュメンタリーってホントにちょっとした会話の中にも凄く発見があるので好きなんですね〜。それにカリブから入ってきた文化は音楽だけでなく宗教もそうであり、カトリックと融合することでブードゥーが生まれたり、マルディグラ・インディアンなんて言葉もこの作品がきっかけで知りましたしね。

それにインタビューに関してはやはり皆が“人種差別”に関するコメントを発するものの、南部の割にニューオリンズは目を覆う程酷い人種差別は少なかったらしく、それだけ様々な人種が“移民”としてこの土地にやって来たんだと思うし、習慣や宗教それに音楽と、共通の意識が高まっていったのかもしれませんね。ただ、その反面ライヴや興行的には差別が付きまとい命の危険性を抱えながらの毎日…みたいなエピソードもあり、こればっかは全体的な意見ではないし、時代も時代なのでなんとも言えませんけどね。

『ブエナビスタソシアルクラブ』や『ブロックパーティー』、『BENDA BILILI!(もう一つのキンシャサの奇跡)』もそうだけど、単なるライヴドキュメントじゃなくってその土地土地の個性や歴史なんかも色濃く反映してる様な作品ってホント得るものが多い。それに何よりポジティヴに満ちた彼らの音楽はエネルギーに満ちていますよ。

アーロン・ネヴィルが冒頭で言ってました。「ニュー・オーリンズでは音楽に生き、音楽に死ぬ」。たかが音楽、されど音楽、人種や土地によってその意味合いってのは大きく違ってくる証拠。でもね、世界中何処でも音楽ってもんは存在し、楽しみ、活かされてる人達がいる。最近じゃお約束みたいな言葉になっちまってるけど、それでも俺は一生人生のテーマとしてこの言葉を自分自身に言い聞かせてる。

KEEP IT REAL そして、MAKE IT FUNKY!

『JOYFUL NOISE』
2012年12月06日(木) 00:59
はい、おまっとさんでございます。っつかまた関係ない映画の話なんすけど、WOWOWに加入してるとホンットにレンタルすらしない作品を結構チェキる事が出来るんで、なるだけ数多くの作品を見る様にしてるんですけど、意外にこないだの『ロボジー』みたいに掘り出し物が多い事に驚かされます。たとえばこないだ見たこの『アフロ田中』もそう!

ま、勿論好き嫌い個人の好みはあるにせよ、コミックすら1冊も読んだ事がなかった完全ノーマークの作品で結構ゲラゲラ笑えたりするとなんだかスゲエ得した気分になれるもんですね。映画なんつ〜もんは肩肘張らずに気楽にニャハハ〜っと見るもんですよwww

っつ〜事で本題に入りますが、今回の作品は『JOYFUL NOISE』をご紹介!

ジョージア州パカショーで聖歌隊の全国大会“ジョイフル・ノイズ”で優勝することを目標に活動する聖歌団。ところがずっとリーダーとして指揮していたバーニーがなくなった後、後任を任されたヴァイ・ローズだったが、それをよく思わないバーニーの未亡人G.G.スパロウと対立してしまう…

なんつ〜事を書くとオバチャンバトルのドタバタコメディっぽく思われるかもしれませんが全然ちゃいます。どっちかっつ〜と、このヴァイ・ローズ役のクイーン・ラティファと、スパロウ役のドリー・パートンという2人の大物は、キキ・パーマー演じるオリビアと、ジェレミー・ジョーダン演じるランディっちゅう若者2人のベタベタ〜な恋愛のバックアップポジションに過ぎませんWWW。

とにかくミュージカル作品っつ〜事で、音楽にあふれる内容でしたが、俺はこのドリー・パートンって人を1ミリも知らず、後々ググッてみて初めてカントリーのスゲエ人って事を知った位でしてwww。なんだか歳食った叶恭子みてえな人だな〜なんつ〜ど〜でもいい第一印象しか持てない始末…いやはや無知とは怖いものですね、すんません。

っつかさ、ラティファはもうすっかり“女優”って方がいいってな程になってきやしたね。それに彼女を“歌手”と思ってる人は多いかも知んないけど、“ラッパー”だと知ってる人も最近じゃ少ないんでないかいと思う程、演じたり歌ったりってな方が主の活動になっている様で…ん〜、元々は硬派がウリのフィーメールラッパーの第一人者として活躍していた頃がすっかり懐かしくなってしまうとは…。この作品でもイケイケのノリノリだけじゃなく、しっとりとしたシルキーバラードなんぞも歌ったりして…、逆になんだか無償に『オール・ヘイル・ザ・クイーン』を聴きたくなりますよ俺みたいなオールドスクーラーはWWW。

さて、キキ・パーマー随分と成長しましたね〜。彼女もかなりソウルフルにマイケルの“Man In The Mirror”をまるまる1曲熱唱をはじめ、この作品では最も沢山歌っておりましたが、ん〜、やっぱまだ若さが残るといいますか、野太く重みがあるゴスペルらしさというものにはちと迫力不足な感もありましたかね。っつ〜事で全体的な感想なんすけど、正直出演者の顔ぶれときっとこうであろうという内容予想からすると、少々…いや、結構期待はずれだったかな〜っちゅう感じです。

クイーン・ラティファとドリー・パートンの対立が面白おかしく…って訳でもなく、自閉症気味の子供の心情やそれに対する家族愛・友愛なんつ〜部分も一つのテーマとして存在するし、若者の恋愛やそれに圧し掛かる諸問題等…いろいろと味付けをしているものの、それがどれもザ〜っとした感じで深みを感じず、ちょっとバタバタ感が増した結果、逆に薄くなっちゃったというのが正直な感想です。これなら本来“ベタ”と言われる様なウーピー路線で攻めるか、もしくはガッツリと大人の映画にするか…そのどっちにもなれなかったかな〜って残念な感じです。

それでもね、なんだかんだで皆で歌い上げるゴスペルは否応無しに盛り上がるもんだし、最後のお約束的団結で生まれた素晴らしいハーモニーは、それだけでもグッと来る素晴らしさがあります…っつ〜事で家族でみるもよし、カップルでみるのもよしってな感じでしめさせていただきますWWW。

PS.ちなみに、携帯でこのブログを見ると、白いバックに水色の文字で見辛ぇ〜んだよこのサルティンバンコがあああ!という声がありましたので、今回から色抜いちゃいましたの栗むいちゃいました!


『CARMEN JONES(カルメン)』
2012年03月09日(金) 00:56
実は…今回の作品紹介でなななんと699本目、いよいよ700本に王手でござんす!っつ〜事で行きましょう!1954年の作品 『CARMEN JONES(カルメン)』です!

GIのジョー(いや、ホントなんだから仕方ねえべwww)は、訪ねてきた恋人のシンディとベース内で結婚の約束をする。しかしそんなラブリー気分バリバリの真下、ベース内でキャットファイトを繰り広げてお縄となったカルメンを護送する任務を与えられてしまう。シンディにもろくに理由を話す時間さえ与えられなかった彼は無理矢理ジープで出発させられるが、道中もじっとしていないカルメンに手を焼く。しかし、徐々に彼はカルメンの虜になっていくが…


オールキャスト・アフロアメリカンのミュージカル。主演は勿論ドロシー・ダンドリッジですよ!彼女については以前ハル・ベリー主演の 『INTRODUCING DOROTHY DANDRIDGE(アカデミー 栄光と悲劇)』 を紹介した時に触れましたよね…っつ〜かあの作品ってドロシー・ダンドリッジその人を描いた作品だった訳っすから。ま、個人的には段々とミュージカルの魅力ってもんも解ってきたと思うんだけど、やっぱりこの作品の様に俺の興味の触手が著しく反応する様な要素をバリバリ含んだものである以上、普通どっちかっつ〜とマイナスに働く “ミュージカル” っつ〜キーワードも、むしろ「辻さん、これ逆に効いてますよby山本小鉄」な訳だ!

確かに、もうビックリなシチュエーションってのも珍しくないっすよそりゃ!基地内で食事の時もトレーに食材を盛るまでに1曲歌いきっちゃうし、護送されてるジープでも、恋人からの手紙読む時も、とにかくありえね〜勢いで男女問わず歌いだしちゃうんだわさ!それに展開が早い早い!出かけたと思ったら捕まって、出てきたと思ったら貧乏生活…みたいなスゲエテンポでストーリー展開していくんですよ…っつかね、当たり前じゃないそれがミュージカルってもんなんだから!バキャ!

…勝手に1人で取り乱しちゃいましたが、んなこたいいとしてこのドロシー・ダンドリッジなんすけど、とにかく可愛いわカッコいいわ素敵だわのだわだわオンパレードなんすよ!スラっとしたスタイルにハンパなく活発で攻撃的で小悪魔的で妖艶で…他にも沢山女性は出演してんだけど、余りにも彼女の華が抜きん出てるんで、もう目立ち過ぎといいますか、この世界にいたら誰でも彼女にゾッコンLOVE byシブガキ隊になるんだろうなって思えちゃうんですね〜ホントに。

ペッタペタ引っ付いたかと思ったら、ドンッと突き放したり、ペティキュアを「息で乾かして」なんつってポイと足を放り出したり…なんつ〜か恐らく男性ってこんな女性の仕草や態度に…いやいや、相手が相手ってのもあるんだろうけど、その “アメとムチ” ぶりたるや!その “近く遠く” ぶりたるや!あ〜もっと彼女の活躍をスクリーンで見たかったな〜とホントに思える作品ですね〜。ま、プライベートの方ではもうなんつ〜か悲しいっつ〜か残酷っつ〜か、決して幸せな人生とは言えなかったと思うんですけど、やっぱりスターはスクリーンの中ではキラキラするんだな…と色んな意味で感慨深い印象を持ってます。

ご存知の通り、彼女はこの作品でアフロアメリカン女優として初めてアカデミーの主演女優賞にノミネートされています。“黒いマリリンモンロー” とまで評された彼女は残念ながら最優秀賞を獲得することはありませんでしたが、シドニー・ポワチエが 『野のユリ』 で最優秀主演男優賞に輝く約10年前にノミニーとなった彼女の功績は、当時のアフロアメリカンに対する評価や立場的な部分を考えても、それがどれ程大きなエポックメイキングだったかっつ〜のは予想出来るでしょ?だってその年っつったらアフロアメリカンにとって大きな事件であった 『ブラウン判決』 の年ですよ。

『ハレルヤ』に出てるニーナ・メイ・マッキニーといった先駆者がいて、そしてドロシー・ダンドリッジがその地位をもっと引き上げ、そしてその彼女の生涯を演じたハル・ベリーが第74回アカデミー賞にて主演作『チョコレート』の演技を評価され、アフロアメリカン女優初の最優秀主演女優賞を獲得…運命感じますよねホントに。

思い出します…お春姉さんは壇上でリナ・ホーン、ダイアン・キャロルといった偉大なる先輩達の中で一番最初にドロシー・ダンドリッジの名をあげ、感謝を表していました。一般的にアフロアメリカンのミュージカルっつったらやっぱダイアナ・ロスとかの方がピンときたりもするんだろうけど、今回紹介した 『カルメン』 は古い作品だけどどこのレンタルショップにでも置いてあると思うんで、是非見ていて欲しい1本!だってあんな素敵でカッコいい彼女にとって、恐らくこの作品だけが “唯一” 彼女らしい彼女だった訳ですから。

いよいよ次は700本、気合入れて行きます!

『BENDA BILILI!(もう一つのキンシャサの奇跡)』
2011年11月24日(木) 00:32
はい!メッタメタに忙しいのでいきなし行きますよおおお〜!

今回の作品は『BENDA BILILI!(もう一つのキンシャサの奇跡)』をご紹介!

アリvsフォアマンの舞台で有名な“キンシャサ”。そこでホームレスとして昼間はストリートで演奏し、夜は動物園で眠るバンド“スタッフ・ベンダ・ビリリ”。車椅子や松葉杖といった体に障害を持つ彼らは、最悪の生活環境の中でも奏でる音楽はあくまでポジティヴ。そんな彼らをフランスの映像作家がドキュメンタリーとして映像化する事を決意した…

これまでもアフリカを舞台にした音楽物って結構あったけど、こうも切なく、その何倍もあったかくてニンマリできる作品はコレが一番なんじゃないかな。ストーリー説明でも使った言葉 “ポジティヴ” …この言葉ってのはこういう時にこういう状況でこういう人がこんな風に使うべき言葉なんだなってのがスゲエ伝わるっていうか。特にリーダである“パパ・リッキー” は悲壮感なんてもんを一切感じさせない人間としてとてつもなく大きな “余裕” を感じさせてくれるんですよコレが!ぶっちゃけね、24時間テレビとかである実話のドラマなんて、かわいそうで泣けてくるじゃないですか、でも彼の人生もまたホント冷静に考えりゃ涙も枯れちまう位だっつ〜のに、レゲエもビックリな “なんくるないさ〜”ミュージックに愛が溢れてるんだよね。

ただ、国民性や性格が能天気…そんな事じゃない。彼らは彼らなりに嫌っちゅう程底辺の中の底辺の生活と真正面に向かい合ってるし、だからこそ彼らが歌うリリックはそんな過酷な現実を表現しているものばかり。ベンダビリリのメンバーの殆どが足に障害を持っている者達だし、彼らの音楽を聴いている人達の中にも身障者が多数確認できる。だけども聴いてる人を楽しくさせよう、そして自分自身も楽しくいこうや!といった根っからのエンターティナーとしての血、そして彼ら最大の武器であり特権でもある “自由” ありきだと思う。

ベンダ・ビリリとは調べてみたらリンガラ語で “外側を剥ぎ取る” という意味。まさしく普通である“真ん中” から何時の間にか外側にはみ出るしかなかった彼らが、そんな上っ面の現実よりも、自分達のそのもの、自分達の魂、自分達の生き様こそモノホンだし大事なプライド…そんな思いを勝手に想像しちまう様な言葉だなと思いました。だからこそ、障害者やホームレスのサクセス…だけでもなく、老人が若いもんにゃまけんぞ!といった感じの音楽映画ってだけでもなく…色んな意味で奇跡のつまった作品だと思うんです。

メンバー達はストリートで生きる、いや、ストリートでしか生きられない人間は皆兄弟・親子の様に接し、仲でもロジェというチビッコはみるみる音楽に関する才能を開花させていく。そこに書類や制度で縛られた関係など存在しなくても、本当の意味での親子や家族を超えた絆みたいなものを感じる事も出来るし、彼らがヨーロッパで成功する事で改めて世界に対してコンゴという国の現状を知らしめる事にもなる…彼らの活動や成功は、彼らが考えている以上にワールドワイドなものとなっているんですよね。

2人のフランス人映像作家がキンシャサで見た“偶然” が、ここまで大きなムーヴとなること自体ある意味 “奇跡” なんだけど、彼らの音楽や彼らの笑顔、そしてその背景にある悲惨な現実を踏まえてこの作品を捉えると、妙に自分の中で納得とは違う何か…言葉で言えば “必然” を覚えてくるから不思議…とにかく色々と感じれる部分が多いし、考えさせられる提議を与えてくれる作品。いや、もちろん感動も与えてくれるから尚更!


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