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CrazyLegsに捧ぐ
『The Fantastic Planet』
2011年07月19日(火) 00:18
だいぶ前になりますが、日本にも所謂“韓国映画”の波ってもんが本格的に上陸し、そんな中、結構なHITを飛ばした『オールドボーイ』って作品、ありましたよね。訳わからんまま何年も監禁された男の話でしたが、元々は日本の漫画が原作…なんか複雑ですけどwww。ま、んなこたいいとして、この作品、その後ハリウッドでリメイクって話もあったんですけどいよいよ本決まりか?!ってなトコまで来てるみたいっすね。しかもスパイク・リーですわ!

となると気になるのはキャスティングですけど、ここ最近のスパイク・リーってのは、“らしさ”は魅せてくれるにしろ、いわゆるブラックムービーという枠・括りにはそこまで固執していないでしょ?だから主役が非アフリカ系って事も十分ありえる話…ま、個人的には当然っちゃ当然ですけど、彼が監督したから…っていう理由で無条件にココで紹介!みたいなもんじゃなく、あくまでスパイク・リー版オールドボーイってのを見せて欲しいなというのが本音ですね。なんだかんだでやっぱり彼は主義・嗜好といった部分全部ひっくるめて“ブラックムービー”と呼べる作品の方がいい出来を残してると思うから。

っつ〜事で今回はちとテイストを変えまして『The Fantastic Planet』をご紹介!
ドラーク族という巨人に小さなオム族が支配されているある惑星。ドラーク族に母親を惨殺されたオム族の赤ちゃんは、ドラーグ族のティバに“テール”と名付けられ、ペットにされてしまう。しかし、ドラーク族の高度な教育を受けたテールは徐々に自分の置かれている立場に疑問を抱く様になる…

別にネタが尽きている訳じゃないからあしからず…というのもこの作品もまた “ブラックムービー” ではないですからね。ところが、よくその手のサイトや文献などでこの作品がピックアップされる事も多いんですよコレが。つまり、所謂“名作”っつ〜事です。恐らくストーリーと、アメリカにおけるアフロアメリカンに対する差別を重ね合わせたりも出来るからだろうか。でも俺自身、そういった視点からこの作品に触れた訳ではなく、今から約10年前に勤務していた地元情報誌の編集長から「見た後感想を纏めて提出」という課題と一緒に借りたビデオがきっかけでやんした。なんらかの意味合いや、なんらかの繋がりや理解が無い限り、ココで紹介する事はないっつ〜訳なもんで、つまりこの作品、直接ブラックムービーではないにせよ、色んな意味で深〜く、だからこそってな感じを解ってもらいたいと思ってます。

仏・チェコの合作で、切り絵をちょこちょこ撮影して70分ちょっとの作品を4年かかって製作したっつ〜なんとも労力・手間・情熱のかかった作品。しかも73年モノ。知る人ぞ知る名作として名高いだけに見た人ってのも多いだろうし、もっと言えばコアなアニメファン・映画ファンの中にはこの作品を絶賛する人も少なくないかもしんない。

これは決して偉そうに上から目線で言う訳じゃないんですけど、10代や20代の男性なんかがこの作品を見て抱く感想なんてのは、きっとほぼ「意味わかんね〜よ」とか「なんか気持悪ぃ〜」ってのが殆どなんじゃないかな?もっと簡単に言えば「つまんね〜よ!」みたいなwww。要は、ストーリーが語っている本質というか、決してこの惑星だけの話じゃなく、現代社会にも当てはめる事が出来る問題に対してのアンチテーゼ的な意味合いよりも、まずその奇抜な映像と摩訶不思議な動きに色んな触手が引っ込んじゃうんじゃないかって思うんです。凄く簡単に一言で言うと…「ひいちゃう」んじゃないかと。

ドラーグ人は明確な理由があってオム族を支配…というか敵とみなしている訳じゃない。ただ単にきっと “お前らよりもデカいから強い・強いから弱い奴らをイジメる” という本能的な“暗”の部分が大きい。こないだも言ったが、生まれる前から“ある一定の矛先に対して差別しろ!” という意識が備わってる訳じゃないとすれば、このドラーグ人の持つ感覚ほど不条理な事はない。しかも彼らはただ惨殺して遊んでいる訳ではなく、時にはペットの様に飼ったりもする。あたかも人間と動物、もしくは奴隷として下働きにコキつかった白人とアフリカ系の人々と同じ図式の様でならない。そんなオム族もいつまでもだまって我慢している訳ではなく、知識を集め、反乱という行動に出る…これ即ちパンサー党であり公民権運動と重ね合わせる事が出来る。しかし今度はドラーグ人のオム族狩りが本格化…権力をフルに行使する白人警官であり、KKKであり…いや解ってる、「そりゃこじ付けだろ!」といわれればそれまでなんだけど、重ねて考える事が出来るでしょ?だからこの作品がそういった視点や人種的にも評価されてる理由なんじゃないかなと個人的に思うんです。要するに、俺の解釈が深読みだろうがなんだろうが、人それぞれの感受性や嗜好によって評価の幅が極端に違う作品なんじゃないかなとも言えると思うんです。

直訳すれば『空想的な惑星』というタイトル。ただ、原題は『La Planete sauvage』、野生というか野蛮の惑星…これって断然原題の方がこの作品の持つメッセージ性を素直に表している様に思えるのは俺だけ?確かに空想的であり独創的でありってな部分に関してはこの手のジャンルでは未だに他の追撃を許さない程のクオリティ(魁としてのRespectを含めてだけどね)なのかもしれないが、空想ではなく、現実問題としてもモロに考える事が出来る、頭に描く事が出来るという意味では、上品なブレンドなど必要ないんでないかい?

よく “シュール” という言葉でこの作品が表現されてたりするんだけど、むしろ “DOPE” と言えるんじゃないかな。コミカルかつ幻想的なハンドメイドアニメならではの動きに、一見一風変わったユーモアだとも取れるかもしれない…けれどもそのイメージは随所に用意されている残酷な描写にこそ本質が隠されてるといった気にさせられる。俺的には凄く、重たい作品だったと思います。

とにもかくにもまだ見ていない人は必見。マストでありクラシック。ただ、個人差はモロ!

『AFRO SAMURAI RESURRECTION』
2010年10月25日(月) 00:39
嬉しいニュースが入ってきやしたっ!どうやらいよいよ“ビースティボーイズ”が本格的に活動を再開するらしいっすよ!

ってかトラブルみたいなゴタゴタで沈黙してたんじゃなく、メンバーの1人であるアダムのガンが見つかったってのが大きな理由だっただけに、そのアダムが闘病後、いい具合に回復したと言う事での復帰!待ちに待ったファンも多かった事だと思います。とりあえず来年春にアルバム“Hot Sauce Committee Part 2”のリリースが決定してるみたいだし(1よっか2って事になっちまいましたが…)、なんにせよ、めでたいっ!

っつ〜事で今回はアニメです!『AFRO SAMURAI RESURRECTION』をご紹介!

父の仇に決着をつけた数年後…、これまでの“人斬り”の歴史を懺悔するかのごとく道場で木彫りの仏像創りに没頭していたアフロ。しかし、そんな彼に安住の地も安らぎの刻もなく、死んだはずの兄弟弟子であった仁之助、そして謎の女剣客シヲが彼の命と“一番ハチマキ”を奪いにやってくるが…。

前作にも増してなんともイカした作品である!っていうか、基本的に俺は勝新の大大大ファンであるからして、当然時代劇というジャンルも日本の伝統的映像文化として凄くリスペクトしているから尚更なのかもしれないが、これほど斬新でなんでもありに時代劇を取り上げた作品は他にないと思う…

ってかとにかくイチイチいい!例えば何気に存在する立看板も、登場人物の服装や装飾、景色や風景全部カッコイイんですよ!

そもそも戦国だの江戸だの、実在の時代に囚われる必要など何もない訳だし、そもそもタイトルからして “日本” に囚われる必要もない訳でしょ?もっと言えば “過去” や “場所” にも拘る必要もないってんだから、実際 “ここは一体ドコ?” だとか “コレは過去?未来?” ってな疑問・錯覚に陥っちゃうんですよね〜しかも心地よく!だってちょんまげいてさ、着物着てさ、基本チャンバラなんだけど、バイクはぶっ飛んでるし、電灯はついてるし、初っ端に登場してくる刺客は “フェンシング”!酒場は完全にクラブってか、ポールダンスで艶っぽいお姉ちゃん踊ってるしでさ、ヘッドフォンつけてギンギラの時計つけてる刺客もいるし、後半部分の刺客達はもう皆人間ですらねえしでもうなんでもありなんだけどそれが超COOOOOOLなんだよね!

スタッフやキャストはおなじみっつ〜か、主人公のアフロサムライにはサミュエル・L・ジャクソン。アフロと旅を共にするニンジャ・ニンジャと二役なんだけど、寡黙で無口なアフロと、ご陽気でお調子者のニンジャ・ニンジャという正反対のキャラをなんともサミュエルらしく演じております。どっちかっつ〜とニンジャ・ニンジャの方が「あ!サミュエルだ!」っつ〜感じ、しますよね。

それから謎のセクシーニーハイブーツアサシンであるシヲは、『チャリエン』シリーズで人気者となったルーシー・リューが参加!音楽担当は当然RZA!ただし、この作品がこれほどのクオリティを誇り、また続編が出来るほどの人気を得る大きな要因は、“基本的に国産同然”という点だと思う。結局原作も監督も美術も政策自体全てMADE IN JAPANじゃんよ!実際これまでアメリカ側から描く日本ってのはどうもとんちんかんな作品って少なくなかったでしょ?こんだけ時代が過ぎて、こんだけソフトがあって、こんだけ交流の行き来があるってのにまだこんな描き方しか出来ねえのかよ!ってフラストレーションが溜まる事、ありませんでした?

そこいくとこの作品は、基本を日本側におき、そこに西洋のテイストや流行を散りばめてるもんだから、見慣れた風景や見慣れた文字や文化ってのはリアルそのままに、スパイスとしてありえねえもん持って来てる訳でしょ?そりゃカッコよくも間違ってない!ってな感じになるっしょ!その一番の “融合” ってのが、全編英語ってトコだと思うし、基本時代劇を英語で話してるっていうありえねぇ違和感が最高にカッコいいんですよコレが!

いや〜GONZOにはこれからも世界を又に駆けて2次元と3次元の融合をモロに感じれる様なハイクオリティアニメを作ってってほしいっすね〜!それに、HIPHOPに興味を持ってるヘッズだけじゃなく、美少女系やギャグ、その他モロモロの “純アニヲタ” にもこんな作品を是非見て欲しい!そして日本のアニメは世界基準だという事を心の底から “改めて” 実感して欲しい!



『菅井君と家族石』
2008年10月23日(木) 09:03
『菅井君と家族石』

ベンジャミン・バネカー
… アメリカ初の “アフリカ系科学者” ベンジャミン・バネカーをご存知でしょうか。第2代副大統領および第3代大統領であったトーマス・ジェファーソンが自ら起草した “アメリカ独立宣言” の謳い文句である “すべての人間は神によって平等に創られている” という言葉と、同じく彼の “黒人は白人に劣る” という主張と真っ向勝負を繰り広げた運動家でもあります

実際バネカーにワシントン市建設委員会というポストを推薦したのはジェファーソンであったにも関わらず、断固として差別的思想や発言に対して交互行動を行い続けた骨太な運動家であったとも言えますね。彼は自らたった1人で “暦” を製作し、平行して奴隷制度廃止に対する運動を続けたんです。バネカーの名前も是非覚えておいて欲しいと思います。

さて、今回の作品はちょいとカワリモノネタっちゅう事で、話題のフラッシュアニメ 『菅井君と家族石』 をご紹介します。



島根県出雲地方に暮らす菅井家。アフロヘアーの主人公菅井君は18歳。ジョン・コルトレーンにクリソツな兄ちゃん。帽子がトレードマークの無職のとうちゃん。「働きな、このロクデナシ!」が口癖のオッサンの様な井出達の母ちゃん。明らかにレイ・チャールズな爺ちゃんの5人家族。ある日爺ちゃんが拾ってきた奇妙な芋虫を皆で食おうとしたところ、ふりかければ石でも何でも美味しく変えてしまう調味料と引き換えに見逃してやる事になった。彼らは自宅を突貫工事し、その調味料を使ってレストランを開くが…

初めての人にとってはなんのこっちゃと思うでしょうが、この作品元々はCGクリエイターであるFROGMANが、1人でFlash使って製作したブラックフラッシュシュールギャグ短編アニメをNETで公開した事から日がつき、しまいにゃ劇場公開、DVDまで発売しちゃったってスゲエ展開な訳です。

当然のごとく、タイトルである 『菅井君と家族石』 ってのはスライ&ザ・ファミリー・ストーンから来てる訳で、家族も皆容姿的にどっかで見たアフロアメリカンアーティストにクリソツ!…なんですが、一応かつてはソウルバンドをやってたっつ〜設定ながら内容的にはホンットに全く関係ないブラックユーモア…というか、俺達世代にハマるツボがポンポン出てくるギャグストーリーなんですよ。



中でも超がつくほどオバカな “兄ちゃん” がボケる度に、菅井君が「兄ちゃん今年で36だよね…」と突っ込むんだけど…俺自身が突っ込まれている様で複雑なんですわ(笑)

ま、フラッシュアニメと言えばまず同じスタッフ製作の 『秘密結社鷹の爪』 が有名ですが、やっぱ思い入れというか興味的にもずっとコッチの方がそそられるのは黒的嗜好者としては当たり前ですわな。ま、ココでもかつて『Coonskin(邦題 STREET FIGHT)』、『Boondocks』、『AFRO SAMURAI』 といったアニメをご紹介してきましたが、それらと同じカテゴリーで扱っていいものなのか悩む位なんですが(笑)、なんだかヘタな制作費バリ高アニメを見るよりは何倍もニンマリ出来たりするこのナンセンスムービーの方がずっとお得でオモロい事間違いなし!ホンットに笑えるからDVDレンタルもしてる事だし是非見てみて下さいな!

特に俺は爺ちゃんが大好きなんだわ。直ぐに婆ちゃんの墓掘り起こすから(笑)


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